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'''トラロック'''(Tlaloc)は[[メソアメリカ文明]]の宗教で広く信仰された、水と肥沃の神。'''ヌウアルピリ'''(Nuhualpilli)とも呼ばれる。もともとは大地に含まれる水を司る神であり、天の水を司っていたのは羽毛の蛇神[[ケツァルコアトル]]だという。
 
トラロックが干魃と雨を司っていると信じたアステカ人が、子どもを生け贄として捧げていたことから、[[アステカ文明]]で信仰されていた雨の神として有名である。その起源は[[オルメカ]]までさかのぼる可能性があるが、[[テオティワカン]]で主神、雨神としての信仰は隆盛をきわめた。テオティワカンの衰退とともにその信仰は一時弱体化した。一方で、テオティワカン人と交易をしていた[[マヤ文明]]でも引き継がれた雨の神は、[[チャック]]と呼ばれる。
 
トラロックは花の女神であるショチケツァルと結婚したが、[[テスカトリポカ]]が女神を連れ去ったため、マトラルクエイェと再婚。イシュトシワトル(Huixtocihuatl)と呼ばれる姉がいる。