「ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト」の版間の差分

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==四段階教授法(明瞭-連合-系統-方法)==
ヘルバルトの著書ー『一般教育学』において、彼は教育を
*明瞭:個別の知覚
教育の目的→倫理学
*連合:表象の連合
教育の方法→心理学
*系統:多数のものの関係・秩序
という風に2つに分けて考えました。
*方法:応用
そこで教育の方法を、心理学に基づく理論で展開しました。
 
彼は、興味の『多面化』と『統一化』を目指し、
脈絡と統一のある認識の過程を明らかにしようとしました。
そして
「専心」と「致思」の二段階を見出しました。
 
「専心」と「致思」
専心・・・一定の対象に没入し、他の対象を意識の外へ排除していく状態。
 
致思・・・「専心」でえた表象を相互に関連づける精神作用。
 
そしてそれをさらに静的と動的段階にわけました。
 
静的専心・・・明瞭 : 対象の限定によって意識の混乱を排すること
 
動的専心・・・連合 : 明瞭にされた対象をすでに習得させていた知識と結合、比較する。
 
静的致思・・・系統 : 連合を経た知識を体系化
 
動的致思・・・方法 : 以上の段階を経た知識がほかの事象に応用可能になった。
 
ヘルバルトの教授理論は学習者の認識が深められ発展する過程を
明確にとらえようとしたものです。
 
その後、五段階教授へと発展。弟子のツィラーとラインによって
五段階教育法へと発展していきます。
 
==主要な著書==