「ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ」の版間の差分

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== 能力 ==
歴戦によって培われた老練の手腕を持ち、艦隊指揮能力は[[ヤン・ウェンリー|ヤン]]や[[ラインハルト・フォン・ローエングラム|ラインハルト]]、或いは帝国軍の双璧に比類する。その戦術は「堅実にして隙なく、常ににかなう」と評され、ラインハルトやヤンのような派手さはないものの、後世の一般的な軍人達にとっての範となり、戦術の教本にもしばしば取り上げられたとされる。外伝においては、ミュッケンベルガーとその地位を交代して、代わりに銀河帝国宇宙艦隊司令長官になるべきだという意見が、帝国軍内で多かったと言われる。指揮の特色は、帝国軍では雷撃艇、同盟軍ではスパルタニアンを駆使した近接戦闘での強襲を得意とする事が挙げられる(アニメ版では、回廊の戦いの際、このことで敵将がメルカッツであることを[[アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト|ファーレンハイト]]が気づいた、という演出がなされている)。
 
リップシュタット戦役ではシャンタウ星域で[[オスカー・フォン・ロイエンタール|ロイエンタール]]艦隊と戦って戦況を有利に展開させ、さらに[[ウォルフガング・ミッターマイヤー|ミッターマイヤー]]の挑発に乗って出陣したブラウンシュヴァイクやフレーゲルが危機に陥った時には救援として出陣して「[[銀河英雄伝説の用語#帝国軍の双璧|双璧]]」の艦隊に損害を与えている。回廊の戦いやシヴァ星域会戦でも常に一定の戦果を上げており、ヤンからも地味だが堅実かつけれんみの無い用兵をすると評価されている。回廊の戦い直前に、ロイエンタールとミッターマイヤーが会話の中でこの見解を披露し、ロイエンタールからは「全宇宙で俺に勝てる数少ない将帥の一人」と言わしめた(他はラインハルト、ヤン、ミッターマイヤーである。この時点で[[ジークフリード・キルヒアイス|キルヒアイス]]は亡くなっている)。