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[[Image:Vermeer Allegory-of-the-Painting.jpg|thumb|[[ヨハネス・フェルメール]]『画家のアトリエ』あるいは「絵画の寓意」([[1667年]])キャンバスに油彩]]
'''絵画'''(かいが)は、[[視覚芸術]]の一分野で、紙や[[キャンバス]]や壁などの支持体に[[絵具]]を塗布、定着させて描くことによる表現形式あるいはその作品。
 
'''絵'''(え)が絵画を指すこともあるが、「絵」は人の手で描かれた図像一般の広い意味で使われるのに対し、「絵画」は[[視覚芸術]]のうちでも、ごく限定された一分野を指す概念である。狭い意味では、[[キャンバス]]あるいは板に描かれた[[油彩画]]と[[テンペラ]]画、[[フレスコ]]などで描かれた[[壁画]]を指す。
広い意味では紙の上に[[岩絵具]]で描かれた[[日本画]]や、[[水彩]]画も含まれる。
「[[タブロー]]」は絵画のうちから壁画を除く作品を指す。
 
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油彩画の初期には板絵があり、油彩以前には[[テンペラ画]]もあった。また額に掛けて壁に飾るのは新しい形式であって、古くは壁に直接描いていたものである。
そういった古いものも絵画として認識するためには、より広い第2の定義、たとえば''「視覚芸術のうちで、キャンバスや板、壁など何らかの支持体の上に、[[絵具]]、すなわち[[顔料]]とそれを分散させ支持体に定着させるための[[展色剤]](メディウム)を混ぜたもの、を筆などにより塗布、定着させて描く手法およびその作品」''というように拡張しなければならない。
 
この定義を厳密に適用すると、[[漆喰]]を直接[[染色]]する[[フレスコ]]画を含むことができない。しかしフレスコ画も広い意味では絵画と認識されていた。
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いっぽう、現代に向かって絵画の概念を拡張する場合にも新たな困難をともなう。
ひとつは新しい絵画素材や表現手法が出てくることによる。
さきの第2の定義によれば、[[岩絵具]]を使って描かれた[[日本画]]も絵画の仲間入りをするし、[[アクリル画]]や[[ガッシュ]]、[[水彩]]も絵画に含まれる。[[パステル]]や[[色鉛筆]]で描いても良さそうであるが、これは「ドローイング」([[:en:drawing|drawing]])として絵画とは区別されているようである。切り絵や貼り絵、[[コラージュ]]はどうなのか。[[パブロ・ピカソ]]の[[1912年]]の作品『籘張りの椅子のある静物』[http://www.musee-picasso.fr/pages/page_id18547_u1l2.htm]には籘張り糢様の布がキャンバスに直接貼り付けられている。[[1960年代]]後半の[[イタリア]]の[[アルテ・ポーヴェラ]]、同じころの日本の「[[もの派]]」の作家たちも、さまざまな素材を作品に用いている。
 
<!--[[Image:Dan Flavin, ohne Titel (to Bob and Pat Rohm), 1970.jpg|thumb|ダン・フレビン、''無題(to Bob and Pat Rohm)''([[1970年]])3色の蛍光灯]]-->
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* [[皿]]
 
[[絵具]]
* [[油絵具]]
* [[水彩絵具]]
 
[[その他]]