「自己鍛造弾」の版間の差分
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自己鍛造弾（英：Self Forging Fragments）または爆発成形侵徹体（EFP：Explosively Formed Penetrator）と呼ばれる兵器である。
装甲車や戦車などの装甲目標に対して有効な[[成形炸薬弾]]の一種である。
しかし、基本的な原理は[[モンロー/ノイマン効果]]による従来の[[成形炸薬弾]]とは全く異なり、
[[爆薬レンズ]]による平面爆轟波と[[マイゼン・シュレーディン効果]]による爆轟波の集中による物である。
==従来の成形炸薬弾との違い==
;外形
:自己鍛造弾は
:自己鍛造弾は太くて短い形状をしている。
:自己鍛造弾は５０％以上が装甲貫通に使用される。
:これは[[マイゼン・シュレーディン効果]]によって後ろや横に飛び散るエネルギーが前方に振り向けられるためである。
爆薬周囲の弾体は形成炸薬弾では構造材以上の強度は持っていないが、自己鍛造弾では衝撃波を反射させるために鋼鉄などの比較的比重の大きい厚い金属が使用される。▼
;構造
成形炸薬弾の貫通力が直径の２倍～３倍であるのに対して、▼
:[[成形炸薬弾]]は爆薬周囲の弾体は形成炸薬弾では構造材以上の強度は持っていない。
自己鍛造弾の貫通力は直径と同程度である、そのため、自己鍛造弾は▼
▲
:[[成形炸薬弾]]はモンロー効果によって円錐の内側に爆轟波が集中される。
このため、スペードアーマーなどで装甲の間に隙間が開いていても貫通する。▼
:自己鍛造弾の底部は[[爆薬レンズ]]になっていて平面爆轟波が前方に向かって進む、ライナーの中央が凹んでいるため、中心部から先に爆轟波が到達して前方に飛び出していく、このため中心が先端になり外側ほど後ろに来る形で形成される。
;貫通力
同一重量、体積の弾頭では成形炸薬弾より自己鍛造弾の方が優れているが、▼
▲:自己鍛造弾の貫通力は直径と同程度である、そのため、自己鍛造弾は直径が細い兵器に不向きである。
;有効距離
:形成炸薬弾は直径の3倍程度
▲:自己鍛造弾は直径の500倍にもなる、このため、スペードアーマーなどで装甲の間に隙間が開いていても貫通する。
20センチの貫通力を持たせるためには直径が20センチ以上必要で、
太く短いという形状は現代の戦車砲やミサイルの弾頭としては不便な形状であり、
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*[[w:en:CBU-97 Sensor Fuzed Weapon|CBU-97]]
*[[w:en:BLU-108|BLU-108]]
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