「倍数性」の版間の差分

例えば、基本数が9（x=9）の四倍性（4x）の倍数体生物がいるとすると、その生物の胞子体細胞（2n）における染色体数は、 「''2n=4x=36'' と表される（[[#異質倍数体]]参照）。」「''4x=''」の部分は省略されて、''2n=36の四倍体''」 などと表示されることも多い。特に動物の場合、例外特殊なものを除いてほぼ全てが二倍体（2x）であり、二倍体であることを強調したい場合でない限り、「''2x=''」 という表現はほとんどされしない。

倍数性を、 n , 2n , 3n , 4n ... のように表現することがしばしばあるが、これは'''誤り'''である。

n と 2n は本来、生物（体またはその細胞）の'''核相'''を表現するものでありる。n と 2n は、それぞれ'''単相'''世代、'''複相'''世代であることを表しているす（[[生活環]]を参照）。ものであり、核相と倍数性との表現上ので直接的な関連はない（2n（つまり、2nの"2"は、2倍体の"2"ではない）。また、生物の核相は基本的に単相か複相のどちらかであり、3n , 4n ... という表現核相は、特殊なもの（一般的な被子植物の二次胚乳細胞など）を除き、存在しない。