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'''PET 2001'''は、[[1977年]]に[[コモドール]]社が初めてリリースした[[パーソナル
'''PET'''は '''''P'''ersonal '''E'''lectronic '''T'''ransactor''
[[Image:PET2001.jpg|right|PET 2001]]
== 歴史 ==
[[1970年代]]、[[テキサス・インスツルメンツ]] (TI) は電卓用[[CPU]]の主要な供給社であった。コモドールもTIのチップを使った電卓を製造販売していた。しかし、[[1975年]]にTIはチップの外販価格を上げた。それによってTI自身の電卓の価格競争力を上げるためである。このため業界は冷え込むこととなる。
コモドールは電卓用チップを供給してくれそうな会社を探し、[[6502]][[マイクロプロセッサ]]を設計した[[モステクノロジー]]を見つけた。モステクノロジーは6502を使ったワンボードのコンピュータキット[[KIM-1]]をコモドール社長に見せ、電卓市場はもう終わりであると納得させた。その代わりに彼らはKIM-1を実際に使える(そして高く売れる)マシンにすることに注力した。コモドールの元従業員によればPETの総製造コストは
出来上がったのが世界初のオール・イン・ワン ホームコンピュータ'''PET 2001'''である。メモリ([[Random Access Memory|RAM]]は 4Kバイトか8Kバイトであり、基本的にはKIM-1の新たなディスプレイ用チップ (MOS 6545) を加えて、内蔵モノクロディスプレイ
マシンは成功したが、小さなキーボードには不満が集中した。このため、"-N"バージョンと"-B"バージョンがPET 2001に追加された。これはカセットを内蔵するのをやめて、もっと大きくて使い勝手のよいキーボードを装備したバージョンである。また、内部的にはマザーボードが改良され、メモリを多く装備できるようになった。このため、8Kバージョンに加えて、16Kバージョンと32Kバージョンが製造されている。型名は'''2001-N-8'''、'''2001-N-16'''、'''2001-N-32'''などとなった。
これら新バージョンもよく売れ、コモドールはヨーロッパにも販路を拡大する。しかし、ヨーロッパにはすでにPETという名のマシンが存在したため
===グラフィックス問題===
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さらに、PET4000シリーズとCBM8000シリーズ、SuperPET9000シリーズがリリースされている。
CBM8000シリーズはCRTCを日立
== 詳細 ==
:CPU: [[6502]], 1MHz
:RAM: 4Kバイト
:ROM: 14Kバイト、BASIC 1.0 内蔵 / 20Kバイト、BASIC 2.0 内蔵
:ビデオ: MOS 6545, 9" モノクロモニター, 40×25 キャラクタディスプレイ
:サウンド: なし/後にビープ音のみ
:ポート: MOS 6520 PIA
:その他: 69 キー [[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]、カセットテープレコーダー内蔵/フルキーボード、カセット内蔵せず
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