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当時の馬の[[サドル|鞍]]は布や毛皮を敷いただけのもので、その上に[[鐙]]もまだ使用されていなかったため、乗馬には相当の訓練が要求され、射騎戦もたとえ相手が[[スキタイ]]のような騎馬民族の騎兵であってもまったく行われなかった。特に鐙がないために後の中世ヨーロッパの騎士のように人馬一体となった突撃は困難であったが、それでも当時としては騎兵の突撃能力を十分に引き出した部隊であった。
一方、単に戦士団としてだけではなく
マケドニアには騎兵隊としてもう一つ'''プロドロモス'''と呼ばれる部隊がいたが、これは防具としては兜のみを被った[[軽装騎兵]]の部隊で戦闘よりも哨戒や偵察を主な任務とした。例外的に敵と戦う時にはヘタイロイと同様に騎兵用のサリッサを持って突撃した。
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