「キャッシュ・フロー計算書」の版間の差分

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英語版 14:01, 16 Feb 2005 を参考に作成。
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2005年3月29日 (火) 14:10時点における版

キャッシュ・フロー計算書(キャッシュフローけいさんしょ)とは、現金および現金同等物をキャッシュ(資金)と見なし、そのフロー(流れ)を、営業活動、投資活動、財務活動等に区分して表示する報告書のことである。資金計算書(しきんけいさんしょ)ともいう。

ここでいう現金同等物とは、容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期投資を指す。具体的には、定期預金、譲渡性預金、コマーシャル・ペーパーなどがこれに含まれる。キャッシュ・フロー計算書の作成目的は、企業の現金創出能力と支払い能力を査定するのに役立つ情報を提供することと、利益の質を評価するのに役立つ情報を提供することにあるとされる。

キャッシュ・フロー計算書は、アメリカイギリス等の欧米諸国では1980年代後半から1990年代初頭にかけて基準化された。日本では、会計基準の国際的調和化の一環として基準化され、上場企業等に対して2000年の3月期から開示が義務付けられるようになった。企業会計制度上は、賃借対照表損益計算書に次ぐ第3の財務諸表として位置付けられている。

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