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==概要==
ある財の[[需要]]に比べその財に対する[[供給]]が無限にないとき財は'''[[希少性|希少]]'''であるとされる。このような財を[[経済財]]と呼び、[[経済学]](特に[[ミクロ経済学]])の分野で議論される。逆に需要よりもはるかに多くほぼ無限の供給が存在する場合は、このような財は[[価格]]を持たない。これを[[自由財]]という。
 
== [[経済学]]で議論される財 ==
 
===経済財と自由財===
*[[経済財]]
[[希少性]]があり価格を有する財。
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上述のとおり。
 
===私的財と公共財===
*[[私的財]]
自分が消費すれば他人の消費量を減少させる[[競合性]]、対価を支払えば他人を排除できる[[排除性]]をともに備えた財。
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あるいは所有権が私有か公有かの違い。
 
===投資財と消費財===
*[[投資財]]([[資本財]])
*[[中間投入財]]
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そのまま、使用されてしまう財と、財を生み出すための財の違い。原材料(中間投入財)は投資財に含まないが、投資財は長い目で見れば原材料に近い。
 
===代替財と補完財===
*[[代替財]]
ある財の代用となる財。[[代替効果]]によって、一方の価格上昇が他方の需要量を増大させるような財。例として、軽自動車は普通車の代替財である。
 
*[[補完財]]
**[[粗補完財]]
 
一方の財の消費が増えるにつれ、他方の消費も増えるという補完的関係にある財。例として、パンにつけるジャムなど。
 
===上級財と下級財===
*[[上級財]]
**上級財とは<!--嗜好財とも呼ばれ-->、[[所得効果]]によって、所得の増加にともない需要の増大幅していく財である。<!--正常財、下級財と比べた場合、代替効果が所得効果よりも弱く働く。-->
 
<!--*[[正常財]](中級材)
**正常財とは所得の増加に正比例して需要が増加していく財である。所得効果が代替効果と同値である。-->
 
*[[下級財]]
**下級財とは、所得の増加に伴い、需要の増大幅していく財である。<!--正常財、上級財と比べた場合、所得効果が代替効果よりも弱く働く。--->
 
*[[ギッフェン財]]
**所得下級財増加によって需要が減少していく。一種で、所得効果が代替効果よりも強く働く。
 
==代替効果と所得効果==
ある財Xの価格が上昇したと仮定する。代替効果のみを考慮した場合、財Xおよびその補完財Yの需要は増大し、その代替財Zの需要は減少する。反対に財Xの価格が下落した場合には、財Xおよびその補完財Yの需要は減少し、その代替財Zの需要は増大する。
 
ここに所得効果を加えて考慮すると、財Xおよびその補完財Yが下級財の場合、代替財Zが上級財の場合は、それぞれその総効果は未知数となる。これは、この場合には、所得効果が代替効果と逆向きに作用してくるためである。
 
==財とサービス==
[[所有権]]の移転を伴うものは財、そうでないものはサービスとして区別することができる。たとえば海外旅行などで飛行機に乗るときには、飛行機を財として購入するのでなく、サービスとして利用していることになる。
 
==関連項目==
* [[サービス]]
 
[[Category:経済学|さい]]