「トゥー・ヴァージンズ」の版間の差分

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{{Infobox Album |
| Name = 「未完成」作品第一番 トゥー・ヴァージンズ |
| Type = [[アルバム]] |
| Artist = [[ジョン・レノン]]と[[オノ・ヨーコ]] |
| Background = Orange |
| Released = [[1968年]] [[11月29日]] |
| Recorded = [[1968年]] [[5月19日]] |
| Genre = [[前衛音楽]] |
| Length = 32:59 |
| Label = [[アップル・レコード|Apple]] / [[ライコディスク|Ryko]] |
| Producer = [[ジョン・レノン]]、[[オノ・ヨーコ]] |
<ul><li>| Reviews = *All Music Guide {{Rating-5|1.5}} [http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:sadovwnva9xk link]</li> |
Reviews =
| Chart position =
<ul><li>All Music Guide {{Rating-5|1.5}} [http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:sadovwnva9xk link]</li> |
| Certification =
|
| Sales =
Last album = -|
| Last album = -
| This album = '''トゥー・ヴァージンズ'' '<br /> ([[1968年]]) |
| Next album = ''[[ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ]]''<br />([[1969年]]) |
}}
'''「未完成」作品第一番 トゥー・ヴァージンズ'''('''みかんせいさくひんだいいちばん とぅー・ばーじんず''', 原題'''''Unfinished Music No.1: Two Virgins''''')は[[1968年]]に発表された[[ジョン・レノン]]と[[ヨーコ・オノ]]のアルバムである。
 
レノンは[[1960年代]]中盤から[[前衛音楽]]に興味を抱き、自作の[[アルバム]]を制作する構想を持っていた。レノンは[[1966年]]に米国[[アメリカ]][[前衛芸術家]]として活動していたオノと[[ロンドン]]で出会い、翌年にはオノの[[個展]][[出資]]したり、オノを[[ビートルズ]][[レコーディング]][[セッション]]に招待したりするようになった。レノンが[[インド]]へ[[マハリシ・マヘシ・ヨギ]]の[[修行]]を受けに行っていた[[1968年]]2~4月には、2人は[[文通]]で密に連絡を取り合っていた。
こうして次第にオノへの思慕を深めていったレノンは、1968年[[5月19日]]夜、妻[[シンシア・パウエル|シンシア]]の旅行中にオノを自宅に招待し、翌日明け方にかけて、前衛音楽のアルバム制作に着手した。『トゥー・ヴァージンズ』はこのときに2人が完成させた最初のアルバムであり、その内容はレノンとオノが即興で出した音ばかりを集めた計12曲で成り立っている。なおレノンは、本作録音中にオノと初めて肉体的に結ばれたことを公言し、宣伝に利用していた。以後、オノはレノンと[[同棲]]生活を始め、常に行動を共にするようになった。
 
このアルバムで最も有名なのはその内容ではなく、制作中の出来事に関連して、レノンとオノが一糸纏わぬ姿で写った[[ジャケット]]写真である。これは当時2人が同棲生活を送っていた、[[リンゴ・スター]]が所有していた[[アパート]]で撮影された。[[陰茎]]を露出したレノンと、[[乳房]]と[[陰毛]]を露出したオノが写ったこのジャケットは[[イギリス]]や[[アメリカ合衆国]]だけでなく、全世界で大きな物議を醸した。彼が所属していた[[ビートルズ]]は1968年に[[アップル・レコード]]を設立し、以降数年間メンバーはこの[[レーベル]]から[[レコード]]を発売し続ける。しかし、アップル・レコードのディストリビュート先であった英国イギリスの[[EMI]]や米国アメリカの[[キャピトル・レコード]]は、ジャケット写真に大きな抵抗感を示してこのアルバム発売を拒否した。そのため、英米イギリスとアメリカでは別のレコード会社(テトラグラマトン)の傘下でリリースされている。日本では、ビートルズの作品を販売していた東芝音楽工業(現[[EMIミュージック・ジャパン|東芝音楽工業]]はじめとするあらゆるレコード会社が、[[猥褻]]図書販売の容疑で[[警察]]の手入れを受けてしまうことを恐れたため、結局アルバムが発売されることはなかった。事実、このアルバムのジャケット写真を掲載した雑誌「フォークリポート」[[1970年]]冬の号は、同じ号に掲載された[[ポルノ小説]]との合わせ技とは言え、[[大阪府警]]と曽根崎署に猥褻文章図画販売の容疑で[[URC|出版元]]が[[強制捜査]]を受ける事態となっている。
 
[[1997年]]に[[ライコ・レコード]]から初めて[[コンパクトディスク|CD]]化され、日本でも[[ビデオアーツ・ミュージック]]から発売された(<ref>ただし日本盤では、ジャケット写真は顔しか表出されていない)</ref>。このリイシューの際に、12曲に分かれていたセクションは「サイド・ワン」と「サイド・トゥー」と名づけられた2つのトラックに統合された。さらに、ボーナス・トラックとしてオノの自作曲「リメンバー・ラヴ」が追加収録されている。
 
 
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Rykodisc CD bonus track: "Remember Love"
 
== 脚注 ==
<references />
 
{{ジョン・レノン}}
 
[[Category{{DEFAULTSORT:ジョン・レノンのアルバム|ぅはううあしんす]]}}
[[Category:1968年ジョン・レノンのアルバム|とぅはあしんす]]
[[Category:1968年のアルバム]]
 
[[de:Unfinished Music No.1: Two Virgins]]