「チャスタイズ作戦」の版間の差分

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中隊はタイプ464臨時改造[[アブロ ランカスター]]Mk.IIIで構成された。重量を減らすために背部銃塔などの武装は撤去された。 爆弾倉扉は取り外され、爆弾は機体の下部に取り付けられた。爆弾を2本の支柱で取り付け、投下時に補助電動機によって回転させた。
 
爆弾を上空18mから時速390kmで目標に着弾させるには、熟練した搭乗員、夜間での低空飛行訓練だけでなく2つの技術的問題の解決が必要となった。一つ目は、機体と標的との正確な距離を知ることであった。エーデル・ダムとメーネ・ダムの端には塔があり、その塔と照準装置の角度を調節することにより、爆弾投下のタイミングを知ることに成功した。2つ目の問題は、機体の正確な高度を知るのが、当時の高度計では困難なことであった。そこで、機首と胴体にそれぞれ[[スポットライト]]を、2本の光線が機体の下で横切るように取り付けられた。これにより被照明部分を水面で重なり合わせることで機体高度を知ることに成功した。搭乗員は[[レスターシャー]]州のEyebrook貯水湖と[[ダービーシャー]]州上空で訓練を行った。
 
[[4月29日]]のテスト後、爆弾は[[5月13日]]中隊に届けられた。天候の報告の後、パイロット、爆撃手及び航法士は目標を知らされた。