「ハングオン (ゲーム)」の版間の差分

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『'''ハングオン'''』('''HANG-ON''')は[[1985年]]に[[セガ]]が発売した[[アーケードゲーム]]。ゲームデザインは[[鈴木裕]]。同社[[体感ゲーム]]の第1弾。
 
== 解説 ==
[[ロードレース世界選手権|GP500]]をモチーフにした、バイクレースゲーム。敵車(バイク)をかわしながら、アルプス/グランドキャニオン/都会の夜/シーサイド/サーキットの全5ステージのコースを進むレースゲーム。いかに速くステージをクリアするか、もしくは高スコアを残すかがゲームの目的であり、敵車はランダムにまとまってコースに出現するが、順位という概念はない。
ギアやシフトといったものは存在せず、アクセルとブレーキのみでスピードを制御する。ゲームの視点は、自車(バイク)からの後方ビューであり、ポリゴンを使用しないスプライトを使った疑似3Dである。
 
当時のレースゲームは、敵車に接触すると爆発するものが主流であったが、ハングオンでは、敵車に接触してもバランスを崩し減速するのみで爆発はしなかった。コース外の障害物(看板、植木等)に接触すると爆発(クラッシュ)するのだが、即爆発ではなく「障害物に接触する」→「ライダーが飛ばされる」→「バイクの爆発」という、ゲームには直接関係のない演出があり、ライダーのリアクションも、膝立ちになり哀れむ、四つん這いになり地面を叩いて悔しがる等、当時としては、非常に凝ったものであった。
 
ハングオンのタイトル音楽とメインテーマの音楽は、セガ社員である“Hiro"(“[[川口博史|Hiro]]”(Hiro師匠)のデビュー曲である。鈴木裕からの作曲依頼の理由は「バンドをやっているから」 であった。
 
== 筐体 ==
本タイトルは、ライドオンタイプとシットダウンタイプの2種類の筐体で発売されている。共に全5ステージだが、コースのレイアウトが異なる。
 
ライドオンタイプは、15インチのブラウン管がプレイヤーの眼前に設置されているので、筐体を傾けると、かなりの慣性重量が発生する。そのため、急コーナーやS字コーナーが少なく設定されている。
逆に、シットダウライドオンタイプは、15イドルを左右チのブラウン管がプレイヤーの眼前振るだけで容易にコーナリングでき設置されているので、ライドオンタイプよ筐体を傾けると、かなも多く慣性重量が発生する。そのため、急コーナーや、SS字コーナーが少なく設定されている。
 
逆に、シットダウンタイプは、ハンドルを左右に振るだけで容易にコーナリングできるので、ライドオンタイプよりも多くの急コーナーや、S字コーナーが設定されている。
 
ただし、両方のタイプ共に、ブレーキを一切使わず、アクセルを戻すエンジンブレーキのみで、全てのコーナーをクリアする事が可能である。
 
=== ライドオンタイプ ===
実際の車体を小さくしたバイク型筐体で、ハンドル部分にモニタが設置してあり、これる。筐体にまたがり車体を傾けることによってゲーム画面上の自バイクが左右に移動する。右ハンドルにブレーキとスロットルが備え付けられている。
 
ライドオンタイプは、筐体のステップ部分(足を乗せるところ)にセンサーがあり、ステップに足を乗せていないと、ゲーム内でのバイクのグリップが低下するようになっている。しかし、ステップに足を乗せたまま車体を傾けたり、筐体を立て直すのは筐体の重量からみても(筐体のバネ部が疲労している場合は特に)困難であったため、多くのプレイヤーはステップではなく、床に足を付けてプレイしていた。