「一妻多夫制」の版間の差分

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また、制度として一妻多夫が存在する社会においても、兄弟や血縁のある男性同士が妻を共有するという形態が多く、純粋に男性が妻を共有するという意味での一妻多夫は、通常の社会においてはあまり見られることはない。
 
かつては世界各国で見られた現象であるが、一妻多夫は[[人類学者]]の間で物議を醸す問題である。世界各国において、大部分の伝統的社会は徹底的に変更もしくは破壊された。したがって、過去の一妻多夫の発生率に関しては正確に憶測する事が困難である。
 
現代にあまり見られないのは、男性は得た配偶者の数が繁殖の成功度、すなわち子供の数に直結するが、女性は配偶相手の数を増やしたとしても直接に繁殖成功度に結びつくわけではないので、女性が多くの配偶者を求める進化的な淘汰圧は働かなかったと考えられるためである。また男性からみても子供の父性が混乱するばかりでメリットはあまりない。