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* 王(ワン)先生
 産科医。
 
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== ストーリー ==
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1950年代:賭博に明け暮れる福貴は、両親や妻の家珍の制止も聞かず、ついには妻には去られ、同時に家屋敷も失ってしまった。賭博の相手の龍二が家屋敷を接収にやってきたため、それを知った父親は怒りのあまり悶死し、母はショックで病身となる。賭博をやめ、母親の持っていた装身具で食いつないでいた福貴と母親だが、賭博をやめたのを知った家珍が娘の鳳霞と実家に去っていた間に生まれていた息子の有慶を連れて帰ってきた。福貴は真面目に働こうと、店でも出すための金を借りに当の相手の龍二に会いに元の自分の家に行く。龍二は福貴に金を貸すのを渋り、代わりに趣味であった歌を活かせばいいと、影絵芝居の道具を貸し与える。福貴はかつて龍二のものであった一座と共に[[巡業]]に出た。ある日、芝居をしていると、突然[[中国国民党|国民党]]の[[軍隊]]がやってきて、彼らを徴用してしまう。福貴は相棒の春生と[[大砲]]を引く日々となってしまった。心配で家族の元に帰りたい福貴だが、2人の面倒を見てくれる同郷の老兵・全(老全)に「脱走すると撃たれる」と諭されて断念する。ある野営地で、大勢の負傷兵が見捨てられ、寒さで死を待つばかりになっているのを見て恐ろしくなるものの、生への渇望が沸いてくる。翌朝になると健在の国民党軍の兵隊は全て逃げてしまっており、大量の負傷兵の死体と物資だけが残された。老全は共産党軍の狙撃に倒れ福貴と春生も捕まるが、得意の影絵芝居で兵隊達を慰問し、昼は大砲を引っ張り生き延びる。[[人民解放軍]]から感謝状をもらい、晴れて故郷に帰ることができた福貴は、貧しい中でお湯を配るつらい仕事に耐えている家族の姿を見る。再会を喜ぶ家族だが、母は貧乏の中で死んでしまっており、娘は九死に一生を得た高熱のために言葉を失ってしまっていた。かつて賭博で福貴の家屋敷を巻き上げた龍二が反動地主として人民裁判にかけられた。有罪となって引っ立てられていく龍二の姿に恐ろしくなり、彼を弾劾する群集から離れた福貴の耳に銃声が聞こえる。あわてて家に帰った福貴は家珍と「もしも家屋敷を失っていなければ、ああなっていたのは自分達だ」と胸を撫で下ろす。