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これら早期の実験から発展した音楽様式は、「[[モノディ]]」と呼ばれることになる。モノディは、[[1590年代]]に、作曲家[[ヤーコポ・ペーリ]]と詩人[[オッターヴィオ・リヌッチーニ]]の協力を通じて発展し、大掛かりな劇的表現のできる道具となった。[[1598年]]にペーリとリヌッチーニは、モノディ様式による通作[[音楽劇]]《ダフネ》を共同制作する。これが「[[オペラ]]」と呼ばれる形式の誕生であった。
 
ほかの作曲家もすばやく後に続き、[[1600年代]]の新しい「楽劇」は幅広く作曲され、上演されて普及した。特筆すべきは、オペラという新たなジャンルも、「[[幕間劇|インテルメディオ]](幕間劇)]]」と呼ばれた既存の田園詩の形式から借用されたということだ。新しかったのは、ひとえに音楽様式だったのである。
 
西洋音楽史上における幾多の革命のうちで、おそらく最も入念かつ計画的に行われた革命であったといってよい。[[20世紀]]より前に、理論が実践に先立つような音楽は数少なく、その一例がカメラータによる革命だった。