「くそみそテクニック」の版間の差分

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ウホッ
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; 「やらないか
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'''くそみそテクニック'''は「[[薔薇族]]」[[1987年]]漫画増刊「バラコミ」2号に掲載された[[山川純一]]の[[読み切り|一話完結]]の[[漫画]]である。[[インターネット]]上での「ヤマジュンブーム」の火付け役となった作品であり、現在では氏の代表作と認識されている。
 
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== 概要 ==
コミカルな作風と魅力的かつ個性的なキャラクター、独特の語彙で同性愛者でない者にまで愛されている山川純一の代表作。復刊もされた。
 
== あらすじ ==
=== 導入部 ===
[[予備校]]に[[通学|通う]]「[[同性愛|男に興味がある]]以外はごく一般的な[[青年|男の子]]」である道下正樹。ある日、帰宅途中に[[尿意]]を催した道下が、[[公園]]の[[便所|トイレ]]目指して急いでいたところ、[[公衆便所|公衆トイレ]]の近くの[[ベンチ]]に座っていた道下のタイプの1人の[[男性]]、阿部高和を見かけ、思わず「ウホッ! いい男」と思ってしまう。すると彼は突然ツナギのホックを外し始め<ref>厳密にはホックを外した後に股間の[[ファスナー]]を下げている。</ref>、自らの逞しい[[陰茎|ペニス]]を道下に見せ付け「やらないか」と誘うのだった。突如、このトイレが[[ハッテン場]]として有名であったことが道下の脳裏によぎった……。
 
=== トイレにて ===
正樹は、阿部に誘われるままホイホイとトイレの個室に連れ込まれ[[裸]]に剥かれ、阿部の口技により[[射精]]寸前まで導かれた所で尿意を思い出す。すると阿部は自らの肛門内で[[放尿]]するよう正樹に命じるとあっという間に裸になり正樹を促す。戸惑う正樹だが、阿部の[[尻|臀部]]の格好の良さに感じ、意を決して背後から阿部の肛門に[[陰茎]]を挿入し、放尿し終るとともに[[オーガズム]]に達する。<br>
直腸に注入された尿を排出した阿部は、自らの[[睾丸]](作中ではここでは「キンタマ」と表現されているが、文字通りの[[睾丸]]の意ではなく、[[陰茎]]の婉曲表現であろう)が大きいことを正樹に確認させると、有無を言わさず正樹の肛門に[[陰茎]]を挿入する。しかし正樹は[[便意]]を訴え……。
 
=== エンディング ===
便意を訴える道下に阿部がツッコミを入れるシーンで物語は終っているので、その後どうなったのかは不明である<!--が、不首尾に終ったことが示唆されている-->。
 
== 登場人物 ==
=== 道下 正樹(みちした まさき) ===
阿部高和のインパクトが強すぎるが、一応この物語の[[主人公]]である。予備校に通う[[学生]]であり、[[同性愛|同性愛者]]であると自覚している。公衆トイレでのホモセックスは未経験であるにもかかわらず、いい男が居れば尿意さえも忘れてホイホイ付いて行ってしまう好き者。その他の[[個人情報]]は作中では一切触れられていない。
 
==== 発言 ====
; 「ウホッ! いい男…」
: 山川純一作品全体を総括すると言っても過言ではないほどの名言。インターネット上で大人気となり、後に発刊された作品集のタイトルにも用いられた。作中では「いい男」「イイ男」など、表記に若干のぶれがある。
; 「すごく……大きいです……」
: 道下が阿部に、阿部の[[陰嚢|キンタマ]]を見た感想を求められた時の一言。インターネット上のヤマジュンファンの間では、何かを評価したい時に「すごく……○○です……」のスタイルで用いる。
; 「しーましェーン!!」
: 阿部に[[糞|大便]]の[[便意]]を催したことを咎められた際の珍妙な[[謝罪]]の一言。
 
=== 阿部 高和(あべ たかかず) ===
自動車修理工の男性。通称:阿部さん
青色のツナギ<ref>厳密には、原作に於いて彼の着用しているツナギが青色であると表現されている訳ではない。原作での彼のツナギはあくまで無地であり、実際には原作者の想定では白や灰色であったかも知れない。青色というイメージは、後にファンが彩色を施した「くそみそテクニック カラフルVer.」に因るが、[[コスプレ]]でも青色系のツナギを用いるのが専らの定番となっている。2007年10月に[[ドイツ]]の[[フランクフルト・アム・マイン|フランクフルト]]で行われたコスプレイベントの際にも、青色のツナギを着用したドイツ人の阿部高和が登場している。</ref>を袖まくりで着ているのが特徴。年齢は20歳代から30歳代と推測される。道下と同じく、その他の細かい個人情報は一切不明である。
主人公の「ウホッ! いい男……」と言うセリフからもわかるように、容姿は[[イケメン|男前]]である。なお、[[同性愛|同性愛者]]なのか[[両性愛|両性愛者]]なのかは不明である。[[ホモ]]・[[セックス]]の熟練者であり、[[ゲイ用語|ノンケ]]でも構わずに食ってしまうことができる。
性格は大胆で、やったこともないような特殊なプレイでも思いついたら物怖じせずにどんどんやってみるタイプである。道下との間では、終始余裕の態度で彼をリードしてやり、自らは作中では一度も[[射精]]しなかった。
 
==== 発言 ====
; 「やらないか」
: 「ウホッ! いい男……」と共にこの作品、そして山川純一を代表する名言となっている。なお、最後に?を付けるのは誤りである(作中でつけられていないからと言うだけでなく、阿部のキャラクターからしてもおかしいという意味)。
; 「うれしい事言ってくれるじゃないの」
: 道下に「阿部のような人が好き」と言われての言葉。
; 「いいこと思いついた」「お前俺のケツの中でションベンしろ」
: 道下が忘れていた尿意を思い出した時、自らの直腸内に排尿させる事を思いついた時の言葉。
; 「男は度胸!なんでもためしてみるのさ」
: 上記の言葉を言われ、怖じ気づいた道下に対しての言葉。
; 「腹ん中がパンパンだぜ」
: 直腸内に溜まった大量の尿を和式便器に出しながら言った一言。
; 「ところで俺のキンタマを見てくれ。こいつをどう思う?」
: 道下に自らの金玉の感想を求めた際の言葉。
: 「すごく・・大きいです・・・・」とともに使う。
; 「なにィ? 今度はウンコォ? お前俺をバキュームカーとまちがえてんじゃねえのか!?」
: 道下が[[便意]]をもよおした時に言った言葉。<sub></sub>
 
=== 男性 ===
最後のワンシーンに突然現れたスーツ姿の壮年の男性。顔を赤らめ、道下と阿部の声が聞こえてくるトイレの個室のほうに目線をやっている。顔が赤いのは、単に飲酒していたせいなのか、それとも二人の行為に気付いたためなのかは不明である。
 
== インターネット上での広がり ==
以前から[[あやしいわーるど]]などで局地的な人気はあったが、[[2003年]]頃から[[ふたば☆ちゃんねる]]内で話題となり、さらに[[2ちゃんねる]]などへ飛び火。作中のセリフ「ウホッ! いい男……」「やらないか」などの「ヤマジュン語」が大ブームとなった。
さらに、[[個人授業II]]という[[東京放送|TBS]]系列の番組でも紹介された。
 
爆発的なブームは既に去っているが、その人気は衰えることはなく、日本においてはインターネット上の[[ミーム]]の一種となり拡散を続けている。
 
また、最近では[[ニコニコ動画]]などによって「ウホッ! いい男……」「やらないか」などのセリフがよく見かけられる。
最近では海外でも広がりを見せており「yaranaika」が特に有名である、
ただ、意味や作品を理解しないで使っている場合も多い。
外国で有名な理由は、外国人たちが[[M.U.G.E.N]]用の阿部のデータなどを手にいれ、改造し、扱い始めた事にある(元々このキャラクターそのものは某画像掲示板で有志によって作られたキャラクターが元である)。改造内容は、相手が女でもセックス攻撃が可能になる事である。(ニコニコ動画やyoutubeでいろんな女性キャラと戦わせる動画がある。)
 
== 関連項目 ==
* [[山川純一]]
* [[湯けむりの中で]]
* [[俺がいちばんセクシー]]
 
== 脚注 ==
<references />
 
{{DEFAULTSORT:くそみそてくにつく}}
[[Category:漫画作品 く|そみそてくにつく]]
[[Category:山川純一]]
[[Category:男性同性愛者向け成人向け漫画]]
 
[[en:Kuso_Miso_Technique]]