「ケインとアベル」の版間の差分

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[[20世紀]]の現代史を背景に、生い立ちの異なる2人の主人公を、双方の視点から交互に描き、やがて2人の運命が交錯するストーリー。アーチャーはサクセス・ストーリーを描く長編(アーチャーは、このような作品を[[サガ|サーガ]]と呼んでいる)、国際的な陰謀を描くサスペンス劇、短編集といった順で著作を発表しているが、以後も長編作品においてはこのスタイルが取られている。本書の続編として、主人公アベル・ロスノフスキの娘フロレンティナを主人公に、彼女が[[アメリカ大統領]]の座を目指す長編『[[ロスノフスキ家の娘]]』([[1982年]])があり、フロレンティナの幼少時から描かれる前半部は、『ケインとアベル』の物語を別視点からなぞる構成になっている。また、『[[大統領に知らせますか?]]』([[1977年]])は、発表当初は大統領を[[エドワード・ケネディ]](実在人物を登場させたフィクション)としていたが、[[1987年]]の新版ではフロレンティナを大統領とした作品に書き換えられた。
 
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== あらすじ ==
[[1906年]]4月16日、遠く離れた[[ポーランド]]と[[アメリカ|アメリカ合衆国]]で2人の男の子が誕生した。ポーランドの男は貧乏な[[罠]][[狩猟|猟師]]の子として育ち、やがて[[貴族]]の子息の学友として教育を受けることとなる。アメリカで生まれた男は生れ落ちたときから入学する私立校が決まるような上流界層の御曹司であった。生誕地も境遇も全く異なる2人であったが不思議な因果で接点を持つようになった。