「指し棒」の版間の差分

'''指し棒'''（さしぼう）は、何等なんらかの一点を指す事ことに用いられる棒のこと。教師・講師などが生徒・聴衆を前にして、図表や黒板といった物の一点を指し示して、見る側に注意を促うながすために使用されする事ことが多い。

== 概要 ==

特に棒の定義は決まっておらず、手ごろな場所にある棒、またはそれに類するものであれば、どんなものでも指し棒になりうる。云いってしまえば使う者の腕力如何次第では、丸太の棒を持ってきて図表を指し示しても'''指し棒'''とする事こともできるが、常識的な範疇では以下の要件を備えた棒である。

*片手で素早く目的の図表を指し示す事ことの可能

*見易やすい

**細過すぎない

特に'''見え易やすさ'''は重要なポイントで、この用途に向くよう、先端部がオレンジ色や赤と言った注意を喚起する色に塗られた指し棒も市販されている。

以上の要件を満たしている専用の商品は幾いくつかが販売されているが、一部向きにおいては「[[プロジェクター]]用スクリーンを下ろすための'''棒状の器具'''」を便宜的に用いる事ことがある。なおこれは、長さの面では至極便利ではあるものの、重量があり筋力に欠ける者には取り回し難づらい上に、指し示す対象である所の[[スクリーン|映写スクリーン]]を傷める危険性があるため、あまり誉められた活用方法ではない。

: 俗に云う「オーケストラで指揮者が振り回しているアレ」である。握り部分に滑り止めのコルクやローズウッドがはめ込まれている事こともあり、また軽量であるため、非常に扱い易やすい。反面、余あまり長くは無ないので、映写スクリーンのような広範囲を指し示す用途には向いていない。

: 今日ではあまり見掛かけられないが、[[黒板]]用には白、スクリーン用には黒の物が適すると思われる。

: 伸縮式ロッドアンテナ等などのような物だが、短く縮められるため携帯に便利である。先端部が[[ボールペン]]に成っている物もあるが、そのキャップが見易やすいように、オレンジ色になっているものも多い。[[受信機|ラジオ受信機]]等などの機械部品を流用したような安価な物から、専用の部品を使った高価なものまで様々な製品があるが、強度の面では専用部品を使った物の方が良よく、非常に長く伸びる事こともあり、指示範囲も広くて便利である。[[アンテナ|ロッドアンテナ]]を流用した製品の中には、振り回す事ことには堪たえられず、簡単に折れてしまう物も少なくない。特に[[やしきたかじん]]は１1時間番組の収録で最低でも３3本は折ってしまい、今まで折った本数は少なくとも１1万本を超え、'''指し棒の消費量は間違いなく日本一を誇る'''[[要出典]]（但ただし、最近<!--いつ？-->では折ることは少なくなってきている）。