「サーカス (ゲーム)」の版間の差分

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== 他社から出たサーカス ==
=== そのままのコピー ===
*クラウンズ(ウィリアムズ社の[[ライセンス生産]]。ウィリアムズについては「[[ピンボール]]の歴史」を参照)
*アクロバット([[タイトー]]のライセンス生産)
*サーカス・サーカス(ユニバーサル→後の[[アルゼ]])
*シーソージャンプ([[セガ]])
*デビルサーカス(豊栄産業→後の[[バンプレスト]])
*ピエロ(ウコー)
*ピッコロ(IPM→後の[[アイレム]]→[[アピエス]])
*フウセンワリゲーム([[データイースト]])
*ボンパ([[日本物産]])
 
=== 若干アレンジしたゲーム ===
;バルーンサーカス(データイースト)
:画面を縦長、文字をカタカナにしたもの。ちなみにデータイーストは、カナ表示を使った初のゲーム会社だった。
;ミニバルーン(データイースト)
:「バルーンサーカス」をさらにテーブル[[筐体]]にしたもの。
;ニャンコロ(IPM)
:風船をネコのキャラクタに変え、時間がたつと親ネコが登場して邪魔をする。またこちらも文字がカタカナとなった。日本のアレンジ物では一番よく出来ており、現在でも中古[[アーケードゲーム基板]]業界に出てくる事がたまにある。
 
=== 亜流 ===
;トラピーズ」(Exidy)(エキシディ)
:[[空中ブランコ]]をつなぎながら星印を集めていく。タイトーにおけるゲーム名は「トランポリン」。
;ジプシージャグラー(Meadows Games)
:[[お手玉]]を扱ったゲーム。この両ゲームはタイトーからもライセンスされたが、あまり受けなかった。
;[[フィールドゴール]](タイトー)
:[[アメリカンフットボール]]がモチーフ。パドル操作は単なるラケットだが、色違いの3列が並んでいるアメフト選手を一列消すと、BGMが鳴った後一列補充される点は、明らかに「サーカス」の影響が見られる。
;[[プランプポップ]](タイトー)
:「[[アルカノイド]]」によりリメイクゲームが流行った際、「サーカス」のリメイクとして出たもの。ステージ毎の違い、アイテム、ボスキャラ、可愛いキャラ等、[[1980年代]]半ばから当たり前となった要素が組み込まれている。
 
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*「[[ゼビウス]]」より前の時代のゲームを設置するゲームセンターが存在する場合、「サーカス」もごく稀に設置される事があった。もっともゼビウス以前のゲームは設置してもインカムの見返りが全く期待出来ず、現在そうしたゲームセンターはほとんど無い。
*[[静岡県]][[伊豆]]の「[[怪しい少年少女博物館]]」には「サーカス・サーカス」が存在、現在日本で設置されている唯一の風船割りと思われる。
 
*2007年9月中旬頃から10月下旬まで大阪・梅田の大阪駅前第3ビル地下1階にあるセガ系列の店舗「ハイテクランドセガ ミスト2」にて、「シーソージャンプ」(セガ版)が稼動していた(筐体はアストロシティ)。1コインで2プレイ分(初期再プレイ設定がonになっていた模様?)遊べることができた。
== 移植など ==
*[[ホビーパソコン]](当時はマイコンと言った)への移植は余り多くないものの、[[TK-80BS]]や[[FM-8]]が確認されている。TK-80BS版はピエロの放物線がうまく再現されたり、3列目の風船はゲーム中に追加されるなど、オリジナルに迫る完成度だった。FM-8版は画面こそ綺麗なものの、風船が1列、速度が遅いなどの欠点があり、遊び易いとは言いにくかった。
*[[MAME]]でもサポートされており、BGMや色セロハンも再現されている。
* 意外にも家庭用ゲーム機には殆ど移植されておらず、現在でも[[Atari 2600]]にサーカスが、プランプポップが[[プレイステーション2]]に移植されたぐらいである。
* なお、携帯電話用アプリとしてはセガは[[iモード]]用に『シーソージャンプ2005』を配信しており、[[au (携帯電話)|au]]ではA.D.2000Limitedが類似ゲーム『あぁ跳ばされる』を配信している。後者はシーソーで[[棒人間]]が交互に跳ばされる点は同じだが、風船が存在せず、シーソーの往復回数がそのまま点数として加算される。
 
== その他 ==
*このゲームを発売したエキシディ社は、アーケードビデオゲーム黎明期に活躍していたラムテック(Ramtek)社が解散した後、ラムテック社のメンバーが再び作った会社である。この「サーカス」が一番有名なゲームとなったが、他には自動車が人をひき殺す内容で、世界初の非難を受けたビデオゲームとなった「デスレース」、コクピット筐体の中で映画「[[スターウォーズ]]」によく似た宇宙船と戦う「スターファイア」、碁盤目状のステージで敵を撃ち全滅させる「ターグ」「スペクター」程度しか、後世に残る作品が無かった。エキシディ社は[[1980年代]]初頭に終焉を遂げている。
*「[[エースをねらえ!]]」のアニメ映画版において、主人公の岡ひろみが、ゲームセンターや喫茶店でゲームに高じるシーンが何度も出て来るが、「サーカス」で風船が一列割れた時の音楽が、効果音として使われている。実物が出てくるわけではないが、今となってはこれでも貴重な1シーンとなっている。
*ユニバーサルがマスコットキャラとして使っていたピエロは「[[Mr. Do!]]」が初登場と思われているが、それはビデオゲームからの話で、印刷媒体では「サーカス・サーカス」から登場している。つまりピエロというキャラ自体が「サーカス」から持ってきたものである。
*[[MAME]]でもサポートされており、BGMや色セロハンも再現されている。
*[[パソコン]](当時はマイコンと言った)への移植は余り多くないものの、[[TK-80BS]]や[[FM-8]]が確認されている。TK-80BS版はピエロの放物線がうまく再現されたり、3列目の風船はゲーム中に追加されるなど、オリジナルに迫る完成度だった。FM-8版は画面こそ綺麗なものの、風船が1列、速度が遅いなどの欠点があり、遊び易いとは言いにくかった。
* [[イエロー・マジック・オーケストラ]]は、[[イエロー・マジック・オーケストラ_(アルバム)|ファーストアルバム]]で、このゲームのサウンドを使用した「COMPUTER GAME "Theme From The Circus"」という曲を収録している。レコーディングに際しては、当時サンプリングの技術は確立していなかたため、メンバーはゲーム機の音響をそのまま録音したが、2曲目「FireCracker」に繋がるような展開が録音できなかったため、シンセサイザーで似せた音を作り、効果音としている。
* 意外にも家庭用ゲーム機には殆ど移植されておらず、現在でも[[Atari 2600]]にサーカスが、プランプポップが[[プレイステーション2]]に移植されたぐらいである。
* なお、携帯電話用アプリとしてはセガは[[iモード]]用に『シーソージャンプ2005』を配信しており、[[au (携帯電話)|au]]ではA.D.2000Limitedが類似ゲーム『あぁ跳ばされる』を配信している。後者はシーソーで[[棒人間]]が交互に跳ばされる点は同じだが、風船が存在せず、シーソーの往復回数がそのまま点数として加算される。
* [[鳥山明]]の初期作品「ワンダーアイランド2」にはサーカスを模したゲームをパロディにしたコマが存在する。この作品は現在[[鳥山明○作劇場]]の1巻に収録。
 
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== 外部リンク ==
* [http://www.klov.com/game_detail.php?letter=C&game_id=7340 Killer List of Videogames(英語)]
* [http://www.taito.co.jp/game/history/1975/ac_55.html タイトー(T.T.アクロバット)]
* [http://www.taito.co.jp/game/history/1975/ac_56.html タイトー(アクロバット)]
* [http://ayashii.pandora.nu 怪しい少年少女博物館(「サーカス」の稼動場所)]
 
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[[Category:1977年のコンピュータゲーム|さかす]]