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また、タロットカードの「[[魔術師 (タロット)|魔術師]]」のモデルとされることがある。但し実際にはタロット自体は彼の誕生以前から存在しており、後世の人々の間で、彼の神秘性から関連づけて考えられるようになったと思われる。
 
==参考文献思想==
パラケルススの思想にはミクロコスモス(大宇宙)とマクロコスモス(小宇宙たる人間)の照応という思想が根底にある。マクロコスモスしては地上世界、天上世界(星の世界)、霊的世界の3つを考え、それに対応するミクロコスモスである人間を身体、精気、魂に分けて考えている。地上界-身体と天上界-精気は目に見える世界であり、それを支配する霊的世界-魂は目に見えない世界である。
*アレクサンドル・コイレ著、[[鶴岡賀雄]]訳『パラケルススとその周辺』白馬書房、[[1987年]]、ISBN 4891762071
彼の思想は[[新プラトン主義]]の系譜をひく自然神秘主義としての側面を持っており、自然を神によって生み出されたものとして捉えている。神においてある第一質料=大神秘から硫黄(燃焼)、水銀(流動)、塩(固定)という3つの働きが展開することによって四大元素(地水火風)が生まれ、ここから万物が生み出されるとした。
*[[種村季弘]]著『パラケルススの世界』[[青土社]]、[[1996年]](新版)、ISBN 4791754573
 
==フィクションへの影響==
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*[[四精霊]]
*[[毒性学]]
 
==参考文献==
*アレクサンドル・コイレ著、[[鶴岡賀雄]]訳『パラケルススとその周辺』白馬書房、[[1987年]]、ISBN 4891762071
*[[種村季弘]]著『パラケルススの世界』[[青土社]]、[[1996年]](新版)、ISBN 4791754573
*野田又夫(著)『ルネサンスの思想家たち』 岩波書店 (1963/09)
*パラケルスス (著), J・ヤコビ (著), 大橋 博司 (著) 『自然の光』 人文書院 (1984/09)
 
==外部リンク==
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