「徹夜祷 (ラフマニノフ)」の版間の差分

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{{クラシック音楽}}
《'''晩祷'''》(ばんとう)'''作品37(ALL-NIGHT Vigil OP.37)'''は、[[セルゲイ・ラフマニノフ]]({{lang|ru|Сергей Васильевич Рахманинов}}, Sergey Vasilievich Rachmaninov)の[[合唱|合唱曲]]。[[ロシア正教会]]のための[[奉神礼]]音楽から全面的に想を得た合唱作品である(この曲が教会の[[奉神礼]]に実際に使われたこともありえようが(未確認)、晩祷に百人規模で参祷者があるほどに相当に大規模な教会でなければ実現できまい)。「晩祷」は、[[1915年]]初頭に、2週間たらずで書き上げられ、同年3月に[[モスクワ]]で初演された。評論家からも聴衆からも温かく迎えられ、月に5回以上も再演されるほどの成功を収めた。ラフマニノフ自身にとっても、合唱交響曲《鐘》と並ぶ会心の作であり、第5曲を自分自身の葬儀に用いるように要望している。《'''[[聖金口イオアン聖体礼儀]]'''》'''作品31'''とともに、ラフマニノフの[[宗教曲]]の双璧をなすことで有名だが、革命前後の混乱もあってかラフマニノフは早くに[[教会]]通いを止めていた。
 
== 曲目 ==