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== 格式 ==
御年寄は、大奥女中たちが住まう「[[長局]]向」の中でも最も格式の高い「一之側」を住居として割り当てられていた。「一之側」は畳数にしておよそ七十畳程の広さがあったと言われている。一部屋に十間程度の座敷があり、[[厠]]、[[風呂|湯殿]]、[[台所]]なども備えられていたという。禄(給料)は主に「[[合力]]金」、「[[切米]]」、「[[炭]]」、「五菜銀」などが支給される他、引退後の屋敷や土地や地代も与えられたとされる。また外出時の格式は十万石相当のものだったと言われる。上級女中たちは、「部屋方」という[[使用人]]や、自分たちの代わりに外での[[買い物]]等の私用を引き受ける「五菜」という下働きを雇っていたとされるが、御年寄は大抵の場合、一人で「部屋方」を十数名ほど抱えていたという。
 
== 上臈御年寄との関係 ==