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'''日本プロフェッショナル野球組織'''（にっぽんプロフェッショナルやきゅうそしき）は、[[日本]]の[[日本プロ野球|プロ野球]]（の内の最上位リーグ）を行う統括する組織である。略称は'''NPB'''。日本プロフェッショナル野球協約第1条に基づき、[[セントラル・リーグ|セントラル野球連盟]]、[[パシフィック・リーグ|パシフィック野球連盟]]、およびそれらに所属する球団によって構成されている。また、同第8条に基づいて[[コミッショナー (日本プロ野球)|コミッショナー]]が組織を代表し、管理・統制している。
 
== 日本野球機構との関係 ==
なお、同じようにプロ野球をまとめる組織として[[日本野球機構]]があり、コミッショナーは機構の会長にもなっているが、日本野球機構が[[社団法人]]なのに対し、日本プロフェッショナル野球組織は[[任意団体]]である。プロ野球をまとめる組織が二つある上に、セとパの2リーグそれぞれに連盟があるため、事実上の三重組織による運営となっており、責任の所在がはっきりせず、2004年に起こった[[プロ野球再編問題 (2004年)|プロ野球再編問題]]では、組織に事態を収拾する能力がないことも露呈した。今後は、コミッショナーが中心となって球界をまとめてゆく必要があるが、現状においては[[読売ジャイアンツ]]に依存した運営体制が続いている。
同様にプロ野球をまとめる組織として[[日本野球機構]]が存在し、「'''NPB''' = Nippon Professional Baseball」という英称を共有するのみならず、コミッショナーが機構の理事長を兼ねている。一応、「組織」が[[ルール]]（競技ルール及び選手契約ルール）面を、「機構」が[[興行]]面を、それぞれ分担するとされてきたものの、ながく両者の関係は曖昧だった。が、2008年度より、[[社団法人]]である「機構」の内部組織として、「組織」の位置付けが明確化（それまでは[[任意団体]]の扱い）された。関連して、それまでは、コミッショナー事務局、セ・リーグ事務局、パ・リーグ事務局と3つ存在した事務局も、コミッショナー事務局に一本化された。これらの一連の組織改革は、2004年に起こった[[プロ野球再編問題 (2004年)|プロ野球再編問題]]の際に、責任の所在の曖昧さに加え、事態を収拾する能力の無さをも露呈し、大きな批判を浴びたことが契機であった。今後は、コミッショナーが中心となって球界をまとめてゆくことが期待されるが、なお現状においては[[読売ジャイアンツ]]に依存した運営が続いていると評価されることが多い。
 
== その他の改革 ==
アマチュア選手の獲得で1千3百万円の「[[裏金]]」が動いたとされる不祥事が発覚し、プロ野球界の信頼が失墜する中、[[2007年]][[3月20日]]、日本プロ野球組織は[[西武]]球団を除く各球団代表者会議を開いて、裏金問題の温床と目されている「希望入団枠」の撤廃について協議したが、各球団の意見が絡み合わず、「[[2008年]]3月までに希望枠廃止の新制度を作成し、同年秋から実施する。今秋は暫定的に現行制度で行う。」との案を、実行委員会、オーナー会議に報告することで終わった。
 
== 関連項目 ==
* [[日本野球連盟 (プロ野球)]]
 
== 外部リンク ==
「https://ja.wikipedia.org/wiki/日本プロフェッショナル野球組織」から取得