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その後一世紀近くはアナログレコードの天下が続いている。[[1938年]]にはドイツで[[磁気テープ]]が開発され、[[1963年]]には[[オランダ]][[フィリップス]]社が磁気テープをカートリッジ化したコンパクトカセットを発表、一般の録音記録需要ではこれが利用されるようになっていった。ただ当時の磁気テープはテープ素材の関係で伸びやすく、繰り返しの録音・再生で劣化しやすかった。このため繰り返しの再生が求められるメディアは、専らレコードが優位とされていた。
 
この磁気テープとレコードの時代を激変させたのが[[1979年]]のフィリップス社と[[ソニー]]の共同開発による[[コンパクトディスク]](CD)の発表である。ソニーが早々とアナログレコードの生産を打ち切ったこともあり、傷や埃に極めて弱く、また繰り返し使えば磨耗するレコードは10年と経たずにCDに取って代わった。現在でもしかし[[ディスクジョッキー]]や[[オーディオマニア]]といったアナログレコードの支持層がいることからため、レコード盤、プレーヤー、レコード針の生産は現在でも細々と続いている。
 
一方の「誰でも使えて気軽に録音・再生できる」という用途に関し、磁気テープ媒体は[[1992年]]に発表された[[ミニディスク]](MD)にその座を譲るかに見えたが、MDの音質面での性能の低さが災いし、開発元であるソニーのある日本国内ですら完全に置き換わるに至らず、日本国外では今一つ出回らず現在に至っている。