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<tr><th align="center" bgcolor=pink>[[生物の分類|分類]]</th></tr>
<tr><td>
<table align="center">
<tr><td>界: </td><td>[[動物|動物界]] Animalia</td></tr>
<tr><td>門: </td><td>[[脊索動物|脊索動物門]] Chordates</td></tr>
<tr><td>亜門: </td><td>[[脊椎動物|脊椎動物亜門]] Vertebrata</td></tr>
<tr><td>綱: </td><td>[[鳥類|鳥綱]] [[w:Aves|Aves]]</td></tr>
<tr><td>目: </td><td>[[オウム目]] [[w:Psittaciformes|Psittaciformes]]</td></tr>
<tr><td>科: </td><td>[[オウム科]] [[w:Psittacidae|Psittacidae]]</td></tr>
<tr><td>属: </td><td>''Nymphicus''</td></tr>
<tr><td>[[種 (生物)|種]]: </td><td>''hollandicus''</td></tr>
</table></td></tr>
<tr><th bgcolor="pink">'''[[学名]]'''</th></tr>
<tr><td align="center">''Nymphicus hollandicus''</td></tr>
<tr><td align="center" bgcolor=pink>英名</td></tr>
<tr><td align="center">[[w:Cockatiel]]</td></tr>
</table>
 
'''オカメインコ''' (''Nymphicus hollandicus'') は、[[冠羽]](かんう)<ref>[[鳥類用語]]</ref>がある全長30cmほどの[[オウム]]である。[[尾]]が全長の半分を占める。精神状態によって冠羽が立ったり寝たりする。驚きや緊張を感じた時や危険を察知した状態では立ち、リラックスした状態では寝ていることが多い。和名「阿亀鸚哥・片福面鸚哥」は、顔の橙色の斑点を[[おかめ]]の面になぞらえたものである。
''' 、あまり人見知りをしない。しかし非常に繊細であり、夜に物音などすると暴れ回る( [[fr:Calopsitte]]
 
[[オーストラリア]]に広く分布し、[[群生]]する。[[オーストラリア]]では最速の鳥といわれている。
オウム目オウム科にもかかわらずインコと呼ばれている最小のオウム。品種は14種類。
 
飼い鳥として日本でもポピュラーな種である。他種と一緒にいても平穏に生活し、容易に[[繁殖]]する。主にアワやヒエなどの雑穀を好み主食とするが、野菜や果物も食べる。頬のように見えるところは耳になっている。人なつっこく、あまり人見知りをしない。しかし非常に繊細であり、夜に物音などすると暴れ回る(オカメパニック)。特に雛のころは専門家でも雄雌の判断をつけるのが難しい。
 
品種は主に体の羽色と模様、顔部分の色で区別される。ルチノー系は色素が薄いため、黄色をしている。さらに目が赤くて、本来のオカメインコより目が悪いと言われている。ルチノー系の他に、グレーの原種のものをノーマル、うす茶色のものをシナモン(イザベラ)、色素がなく真っ白なものをアルビノ(WF・ルチーノ)、部分的に色抜けがあるものをパイド、羽にうろこ模様が入っているものをパール、ほっぺの日の丸が淡い黄色のものをイエローフェイス、オレンジのものをパステルフェイス、日の丸がないものをホワイトフェイスと呼ぶ。
 
== オカメインコの成長 ==
基本的に大人しいが、個体ごとに性格は異なる。
 
; 産卵
: オス・メス双方(雌雄)の親鳥が巣を作り、メスが巣に産卵する。たいていは数個の卵を産む。卵の大きさはウズラの卵程度で、普通は白い卵である。雌雄共に抱卵し、日に数回、餌を食べるために巣から離れる。この時期の親鳥の餌は、粟などの栄養価の高いものは控える。体力が有りすぎると、抱卵しなくなるからである。
 
; 孵化
: 抱卵してから3週間程度で孵化する。孵化したばかりの雛の体長は、卵の大きさから想像できるであろう。巣箱には数個の卵があることが通常であり、残りの卵も孵るまでたいてい抱卵する。
 
; 生後3週間
: 雛は「ジーッ、ジーッ」と鳴きながら餌をねだる。親鳥は餌を食べて巣箱に戻り、雛に餌を戻して口移しで餌を与える、ということを休むことなく繰り返す。この時「キュッキュッキュッ」と音がするので、巣箱を覗かなくても餌を与えていることがわかる。オカメインコを手乗りとして育てたい場合には、生後2週間(雛を育てるのに慣れてない人は3週間)経ってから巣箱から取り出すのが良い時期と言われている。この頃の雛は、まだ羽はない。
 
; 生後数ヶ月
: 羽はだいぶ生え揃うが、まだ完全には開いておらず、一本一本がストロー状の薄い膜に包まれている。
 
; 成鳥
: 生後12ヶ月も経てば、オスの顔の羽の色は黄色になり、雌雄の区別が容易になる。メスはお腹のあたりの羽に、波状の模様がある。もうしばらく経てば、雛を産むことができる身体に成長する。このころ、人間の年齢に換算すると、およそ18歳程度と思われる。平均寿命は15年程度で、個体によっては20年近く生きるものも珍しくない。
 
== オカメパニック(Night frights) ==
基本的に大人しく繊細な性格のオカメインコは、夜中に大きい物音がすると暴れ回る。このことを日本ではオカメパニック、英語ではNight frights(夜の恐怖)と呼んでいる。朝起きて羽が下に落ちていることがあれば、夜の間にこの現象が起きた可能性が高い。対策としては、常夜灯をつけておいて部屋を真っ暗にしないこと、飼い主が起きて優しく声をかけてやること等がある。
 
== 手乗り ==
手乗りオカメインコとして育て始める場合、巣箱から取り出すのに最も適した時期は、産まれてから2週間経過してからである。
 
生後2週間を経過してから取り出した場合、雛が朝起きてから夜寝るまで、1時間程度ごとに餌を与え続けなければならない。雛が1度に食べられる量は少なく、同時に成長に必要なエネルギーが大量であるため、絶え間なく餌を与え続けることになる。成長とともに、餌を与える時間の間隔を伸ばして、次第に自分で餌が食べられるように躾る。
 
オスは訓練次第で人間の言葉を真似したり、ちょっとした芸事もできるようになる。ただし人間の言葉を話すことは他のオウム類や九官鳥ほど巧みではなく、口笛等、鳥の鳴き声に似た音を真似ることの方が得意である。言葉や芸を覚えさせる場合は、生後1年(人間の年齢で15歳前後)以内に教え始めるのが望ましい。メスは人間の言葉の真似はしない。
 
== 参考 ==
*磯崎哲也、木下隆敏 『ザ・オカメインコ』、誠文堂新光社、2002
 
==参考文献==
{{脚注ヘルプ}}
<references/>
 
{{Commons|Nymphicus hollandicus}}
 
[[category:愛玩鳥]]
 
{{bird-stub}}
 
[[cs:Korela chocholatá]]
[[da:Nymfeparakit]]
[[de:Nymphensittich]]
[[diq:Papağana Sultani]]
[[en:Cockatiel]]
[[es:Nymphicus hollandicus]]
[[fi:Neitokakadu]]
[[fr:Calopsitte]]
[[he:נימפית מצויצת]]
[[lt:Nimfinė papūgėlė]]