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法により「検知」とされているため、「感知」を「検知」に統一
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'''カーアラーム'''は[[自動車]]などの盗難警報装置の一種で車両法的には盗難発生警報装置呼ばる事もある。カーアラームが装備されている車両を盗難しようとすると、カーアラームに搭載されている[[電圧センサー]]等により車両への不正を知し、大音量アラーム警報音(通常は[[サイレン]]、[[クラクション]]、事前に口頭音声での警告を発する[[ボイスアラーム]]等)を放出で警報し車両盗難を防ぐ。
 
製品によってはカーアラーム本体の機能を拡張する事ができ、振動、車の傾きを感知するセンサー(主に[[ホイール]]盗難を防ぐ)、車内侵入防止の為の室内に取り付ける[[超音波各種センサー]]等を後付けする事が出来る。
 
== センサー機能 ==
 
;ドアーセンサー
:ドアーの開閉を知するセンサー。ドアー開閉に連動する室内灯スイッチを利用するもの、気圧変化検知型、電圧変化検知型、電流変化検知型がある。
 
;フィールドセンサー
:電波等により車両への異常接近を知する。ブランドによっては「レーダーセンサー」や「モーションセンサー」等と呼ばれる。
 
;チルトセンサー
:クルマの傾きを知する。駐車時の角度を記憶し、そこから設定角度以上傾くと反応する。ホイール盗難や[[レッカー車]]などによる車両盗難防止をねらう。
 
;音感センサー
:特定の[[周波数]]帯音のみを知し警報、又は警告音を発する。[[ピッキング]]など[[キーシリンダー]]をひっかく音や、ガラスを切り車内に侵入しようとする際に発生される高周波などに反応する。キーシリンダーに装着するのが一般的。
 
;ショックセンサー
:車体への衝撃を知する。弱衝撃と強衝撃を別々に感よりわけて検知するものもある。
 
;超音波センサー
:超音波により、車内での動きを知する。
 
そのほかにも、ボンネットの開閉を知するボンネットセンサーや、水銀の移動により開閉や傾きを知するマーキュリーセンサー、配線断を知するループセンサー等がある。
 
== その他の機能 ==
 
;スターターカット
:セルモーターへの信号や燃料ポンプ駆動の信号や点火信号を遮断し、エンジン始動を不可能にする。これにより車両の盗難を防ぐ。また、乗り逃げを防ぐ目的で、鍵によりエンジンを始動していても、随時暗証番号等を入力しなければ上記の方法にてエンジンを停止する機能を持つタイプもある
 
;エンジンスターター
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;警報タイプ
:車両における異常を各種センサーが知し、警告音やフラッシュライトなどで犯人を威嚇する。
 
;通報タイプ
:車両における異常を知すると、携帯電話やリモコンに異常を知らせる。
 
;追跡タイプ
:車両が盗難された時、車内に[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]を設置しておき、携帯電話やPC等で車の現在地を突き止める事が出来る。遠隔操作が出来る物もある。
 
== カーアラームによる[[騒音]]問題 ==
カーアラームの製品によっては誤作動が多くなる物も存在し(主に気圧変化検知型機能の搭載されたカーアラームで安価なもの)、駐車状況によってはちょっとした音(排気音の大きい車両の音、[[台風]]や[[雷]]の音等)でも異常とみなし、アラーム音警報放出してしまう(アラーム製品の誤作動はよく聞く話だが、これは先に記載されているように殆ど簡易型の製品が主に誤作動を起こす)。これによりカーアラームが搭載されている車両近辺には、場所によっては異なるが、少なからず騒音被害を浴びせる事になる。
 
騒音被害を少なくする為にも、カーアラームの機能設定において若干感度を低く設定するか、警報のタイプを切り替える、誤作動の少ない製品を装備する等の方法をとる事が必要とされる。ただし、台風等の天候時にカーアラームの機能感度を低く設定した為に車両を盗難されたケースもあるので、注意が必要である。