「PON!とキマイラ」の版間の差分

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=== 主要人物 ===
;笠置 八満(かさぎ はちまん)(
: - [[伊藤健太郎 (声優)|伊藤健太郎]]
:シアンが落とした神獣の卵を「偶然」拾った少年。そこから還った神獣の「親」となり、ポン太と命名する。
:基本的にあくどい性格で、異常なまでの守銭奴。何かと自分の損得勘定で行動する為、周囲から常に「極悪人」と称され、品行方正の正反対に位置する存在として知られている(そしてそれは本人も認めている)。が、決して卑のある性格ではなく、善人でこそないものの、しかしそれ故に周囲を強引に引っ張っていく前向きさがあり、それは一種の人徳となっている(周囲の対応は決して好意的ではないが)。父親を介して競馬に手を伸ばしており、それ以外にも[[ギャンブル]]だけでなく[[株]]の知識もあったりする。100mを11秒5で走れるなど、運動神経はかなり良いのだが、球技関係の競技では何故か必ずボールを顔面でキャッチしてしまう悪癖がある。なのに何故か野球部に所属しており、彼の野球ボール顔面キャッチは名物化している。新たな同居人であるシアンをあまり歓迎していないが、不器用ながらも次第に受け入れていき、時々彼女を気にかけているところがある。
;シアン
 
;シアン(: - [[川上とも子]]
:今回の神獣の親に選ばれた天上人の少女。しかし神獣の卵を落としてしまった事から、八満と共に行動する事となる。
:かなり気が強く、しばしば[[感情]]をむき出しに怒ることがあるが、基本的に思いやりのある優しい[[性格]]。使命感が強いあまり(天空の長チャートの命令は絶対だと信じているため)ポン太や八満の監視が生活の第一優先事項としており、少し自己犠牲的な側面がある。当初は八満の事を信用できず反発ばかりしていたが、徐々に受け入れるようになる。
:名前の由来はカラー印刷で使用される三原色の[[シアン]](Cyan・明るい[[青]]色)から。
;ポン太
 
;ポン太(: - [[松来未祐]]
:今回の神獣。卵から孵って最初に八満を見た為、[[すりこみ]]効果で彼を親だと覚えた。
:飛行や放火等々、底知れぬ能力を秘めている。当初シアンから「ランスロット」と名づけられる予定だったのだが、八満が安易に名づけた「ポン太」が気に入り、この名前となる。まだ人間で言うところの赤ん坊なので、言葉を喋ることができない。「みぃー」「みうー」と鳴く。基本的に主人思いであるが、八満の性悪さを見てきて(主にシアンとの痴話喧嘩で)、彼を呆れている節がある。
;乙部 清丸(おとべ きよまる)
 
;乙部: 清丸(おとべ きよまる)( - [[森久保祥太郎]]
:八満の同級生で、小学校時代から続く腐れ縁。
:天才的頭脳を武器に学校全体を支配(?)する[[マッドサイエンティスト]]。座右の銘は「命の限り好き勝手」。頭にネコ科の動物の被り物をしており、腕の部分を引っ張ると便利な道具や武器など様々な物がでてくる。珍妙な発明品を(失敗作も含めて)沢山作っており、時々学校で披露して楽しんでいる。ポン太に研究対象としての興味がある一方、自らの探究心や欲求に正直で、そのため時に破壊工作や違法行為もやってのける。その為、大部分の人間には恐れられているが、昔から自分を異端扱いをしないで普通に接してくれた八満を馬鹿にしつつも褒めていたり、かつてスランプに陥った時に励ましてくれた小学校の時の担任の光菜先生に憧れに近い感情を抱いたり、人並みの脆さや感性も持っている。小学校時代は学校全ての先生の弱みを掴んだことがあり、それが発覚した以降、誰も清丸に逆らえなくなったという。
:ちなみに両親は世界を飛び回っており、その両親も同じ被り物をしている。被り物は年々成長しているらしい。家は結構裕福らしく、両親は高級料理店の常連客らしい。
;相田 千津(あいだ ちづ)
 
;相田: 千津(あいだ ちづ)( - [[氷上恭子]]
:八満の同級生で、彼に片思いしている少女。
:シアンとは対照的に控えめな性格。八満に恋心を抱き、あの手この手で積極的にアタックを試みるが失敗に終わっている。一方で過激な面もあり、激高すると長椅子を軽々と持ち上げたり机を両拳で破壊したりと、実は怪力の持ち主。
;オーキッド
 
;オーキッド(: - [[関智一]]
:クリムソンの息子。その為八満達からは「バカの息子=バカJr.」とされ、「Jr」又は「キッド」と呼ばれる。
:女好きでキザな振る舞いをする典型的な二枚目キャラだが、剣を持っているにもかかわらず[[先端恐怖症]]である。過去にシアンとあったことがあり、共に遊んでいたらしいが、シアンはそのことを覚えていない。セリーズがそのことを知っていたため、事実であると考えられるが、事の詳細や何故オーキッドがその出来事の結末として樹の洞に頭を突っ込んでいたのかは、語られることは無かった。見るからにして歳は八満達より上のようだが、りんごでしか物を数えられないらしい。父のこともあってか八満に敵対心を常に持っている。
:名前の由来はオーキッド(orchid・赤味がかった薄紫色)から。和訳では[[ラン科]]の植物の意味にもなっているが、違う点に注意。
 
;岡本(おかもと)/三太(さんた)/神野(かんの)
:八満のクラスメイト兼悪友達。ほぼ毎回登場するが、上記の登場人物達ほど目立った活躍はしない。
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=== 地上の人々 ===
==== 学校関連 ====
;柚香 隆盛(ゆのか たかもり)(
: - [[岩田光央]]
:八満の同級生で、隣のクラス(何組かは不明)に在籍している。小学生の頃から八満に一方的な[[ライバル]]心を燃やす男。[[野球]]部所属。八満には自分から勝負を申し込むが連戦連敗し、その度に大怪我をして[[入院]]し、再び修行してまた入院と、かなり悲惨な生活を送っている。
:なお、作者の意向で作品中では年に一度しか登場しないことになっている。
 
;孔雀院 碧子(くじゃくいん みどりこ)
:家庭科部部長。お嬢様的な喋り方だが、その実体は変人そのもの。料理のことに変なプライドを持っており、運動部以上の[[筋トレ]]や[[トレーニング]]を部員に課す。その感性は独特で、[[柔道]]の授業中に田中の[[魚の目]]を見たことで田中に恋し、告白した事もあるが、次の瞬間に魚の目の完治を聞かされ、一方的に振ったこともある(しかし、後に田中と二人で遊園地に行く算段を立てるなど、最終的に交際を始めた模様)。変人だが悪い人ではない。
 
;田中(たなか)
:八満の所属する[[野球]]部のキャプテン。シアンと同居する八満をうらやましがっている。孔雀院と同じクラス。魚の目が元で孔雀院に惚れられる。
 
;高橋(たかはし)
:八満の同級生で2年C組在籍。[[サッカー]]部所属。千津に恋をしてしまい、デートに誘う。登場人物の中ではかなりマトモな性格。
 
;濱元(はまもと)
:八満の学校の後輩。1年C組在籍。ポン太の熱狂的な[[ファン]]で、[[盗撮]]したポン太の写真を自作のHPに載せている。八満を邪魔者扱いしており、したたかで執念深い性格。その報いにより、シアンの鉄拳制裁を受け、清丸にHPを破壊される。
 
;金剛院(こんごういん)
:八満たちの学年主任。常に[[ジャージ]]着用で、[[ゴリラ]]に似た顔つきをしている。八満を事あるごとに怒鳴りちらす。実は妻子持ち。実は最終巻の表紙にこっそりいたりする幸運な人。
 
;下加毛 幸夫(しもかげ ゆきお)
:八満たちが在籍する2年D組の担任。29歳。気が弱い性格をしており、クラスを纏めるのが苦手で影が薄い。熱心な教師だが、クラスの生徒達からはいい様に扱われがち。昔から嫌いなものや苦手なものを後回しにしてしまう[[性癖|癖]]がある。
:初登場時は前髪が長く顔が見えなかったが、中盤にとある出来事が原因で髪を切る。
 
;仲井戸(なかいど)
:八満の学校に来た[[イケメン]]の教育実習生。キワモノ揃いの2年D組に配属されて四苦八苦するが、「先生」らしさというものを見つける。
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;八満の両親(仮称)
:いずれも作中に名前は出てこない。性悪な息子と違い、真面目かつ温厚な性格をしている。それ故、事あるごとにショックを受けては寝込んでしまう。夫婦仲は大変良い。ちなみに母は普段怒らないだけ、怒ると怖い。
 
;華村 満(かむら みつる)
:カレーショップ「なますて」のマスター。52歳。同店では大食い競争を随時開催し、勝利者に賞金を授与しているが、量が常識から逸脱し、[[ドクターストップ]]が掛かった挑戦者もいる。
;桃乃 桜子(ももの  さくらこ)
 
;桃乃 桜子(ももの さくらこ)
:金剛院の知人の娘。看護婦(現在の[[看護師]])。ある人物の見合い結婚の相手。その人とは初めて会ったときこそよくなかったものの、3年後にはめでたく結婚する。
 
;光菜(みつな)
:八満と清丸の低学年当時の担任。清丸の科学に対する探究心や向上心を支えてくれた人物。清丸の一番の恩師。<!--主要人物が現在通う学校の教師ではない為、こちらに分類-->
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:神獣の親にふさわしくないということで一度八満を殺そうともしたが、シアンの説得もあり、現在はポン太の成長を見守っている。ヴァイスの時代から生きていることから寿命も相当なものである。普段からローブを外さないため、姿を見た人はいない。
:名前の由来は色見本の配列表[[カラーチャート]]からと思われる。
 
;エル
:シアンの妹。空の大陸から地上へ時々ホーウィとともにやってくる。シアンを「ちゃい姉さま」と呼んで慕っているが、八満のことを「悪人」と呼んで敵対している(心底から嫌っていないが)。
:名前の由来は三原色の黄色の英訳であるイエロー(yellow)と思われる。
 
;ホーウィ
:空の大陸に住む黄色い鳥。ポン太と違い、人間の言葉を喋ることができる(もっとも、空の大陸ではそれが当たり前らしいが)。語尾に「~なのよ」と付けるのが癖。気弱な性格であるが故、しょっちゅう八満にいじめ抜かれている。人間一人くらいならなんとか空中を運べる。普段はエルのお守をしているのか、エルが地上にくるたびに一緒についてくる。
 
;セリーズ
:シアンの姉。おっとりとしているが我侭な性格(現在のシアンの性格を作成した張本人と思われる)。エルからは「でか姉さま」と呼ばれている。
:普段は空の大陸に暮らしているが、魔獣カード収集の趣味が高じて地上へ遊びにやってきたことがある。清丸の被り物を魔獣だと勘違いし、被り物のカードを作らせて欲しいとねだり、あの清丸を慌てさせた人。普段は妹思いのいい人である。
:名前の由来はフランス語で[[サクランボ|さくらんぼ]]色を表すセリーズ(Cerise・赤味の強いピンク色)から。
 
;シアンの父
:名前は不明。セリーズ・シアン・エルら三姉妹の父。[[ヤクザ]]のような風貌で、かなり強面で凶暴。その為に八満の両親から怖がられた。娘達と同じく度々地上へとやってくる。見た目は怖いが娘思いで、シアンを心配し、助けになればと空の果物を送ったり、エルが家出した際はショックで家出したこともあった。
:エルとセリーズと一緒に最終巻のカバーに登場している幸運な人。
:余談だが、三姉妹の母である妻の詳細(生死)は不明。
 
;シェンナ
:チャートの命により、神獣とその親の調査のために地上に派遣された天上人の少女。最初は八満を酷評していたが、シアンの意見により報告を後回しにした。
:見た目は人間と変わりないが、その正体はカードが意志を持つよう加工され、具現化した存在。八満をヴァイスの元へ送るため、一度力を使い果たして消えたが、チャートにより、再び肉体を与えられた。
:名前の由来は[[顔料]]に使われる[[シェンナ]](sienna・黒味を帯びた黄褐色)から。
;クリムソン
 
;クリムソン(: - [[安原義人]])
:ポン太を狙う海賊船船長。当初は目的の為には手段を選ばない残忍な性格だったが、息子のオーキッドが登場してからはお茶目な面が目立つようになった。妻を亡くした[[シングルファーザー]]で、シアンを後妻に迎えようと企んでいる。反抗期真っ只中である息子に弱い。シアンを後妻にしようとしているが、ロケットペンダントに写真を入れたり、毎年墓参りに行ったりと、今も亡き妻を大切に思っているのは確かである。
:モデルは[[ピーター・パン]]の海賊フック船長。名前の由来は古くから染料として使われる[[クリムゾン]](crimson・[[紫]]がかった濃い[[赤]]色)から。
;スミー
 
;スミー(: - [[田の中勇]])
:クリムソンの付き人。海賊一家の身の回りの世話をしている。海賊の中では割とまともな老人。オーキッドも信頼しているのか、スミーには授業参観のことを話したりしているらしい。
:モデルは勿論[[ピーター・パン]]の海賊船水夫長のスミー。
 
;セルリア
:クリムソンの妻で、オーキッドの母親。すでに故人だが、クリムソンとオーキッドの仲を心配して霊となって地上に降りてきたことがある。幽体だったため、他人の体に乗り移ってクリムソンに会おうとしていたが、乗り移った人全てが男性だったため(夫や息子が他の女性と抱き合う様を見たくないがためと思われる)、中々クリムソンに会えなかった。お仕置きはロープで縛り付けて宙ぶらりんにするというもの。
:名前の由来は、青色の[[顔料]]セルリアンブルー(cerulean blue)から。
 
;ヴァイス
:上の世界からきた謎の男性。神獣の親を捜して地上にやってきた。