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規則や法則には例外がつきものではある。当てはまらないものを取り除けば、残りについてはその法則は間違いなく当てはまるのは当然である。問題は、例外がいくつあるかである。たとえば数学の四則演算の場合、任意の二つの数の間でどの演算もできるし、どの場合も答えは一つ求められる。しかし、[[ゼロ除算|0で除算]]することだけはこの例外である。この場合、例外は明らかにこの一つだけである。
 
[[数学]]においては、一般的には正しいかどうかがわかっていない命題に対しては、ひとつの例外をあげることができれば、その命題は正しくないと判断する。その場合は例外とは言わず、[[反例]]という。しかしながら、その数があまりにも少なく、またそれを取り除いた範囲でのその命題の正しさが[[証明]]できるのであれば、その命題は認められる。この場合、むしろなぜそのような例外が存在するかを問う場合もあるであろう。
 
それ以外の科学ではそれほど厳密な正しさは必ずしも求められず、ある程度の例外は認める。しかし例外が複数ある場合には違った問題が生じる。その場合、あくまで例外と判断するのかどうかである。その法則が正しいと考えられる場合、例外がなぜ生じるかを考えるのはひとつの方向である。