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'''読経'''とは、[[仏教徒]]が[[経典]]を読唱すること。<br>
 
「どきょう」「どくきょう」「どっきょう」などと読み慣わしている。多くの僧侶が声をそろえて読経する場合は「諷経(ふうぎん)」とも言う。
 
「読誦」ともいうが、「読経」は経文を見ながら読唱すること、「誦経」は経文を暗誦することである。<br>
 
「読誦」ともいうが、「読経」は経文を見ながら読唱すること、「誦経」は経文を暗誦することである。<br>
経典の読誦は、本来、経典の意義を理解し実践するため、また経典を記憶し流布するためのものであったが、[[大乗仏教]]になると、しばしば「読誦」そのものに宗教的意義を認めるようになった。
 
 * [[智顗]]の『[[法華玄義]]』(巻5上)には、大乗経典の読誦を観行五品(ごほん)の修行の一つに数えでおり、また[[善導]]の『[[観無量寿経疏]](観経疏)(4)4)では、[[浄土三部経]]の読誦を、[[念仏]]などとともに[[浄土]]へ[[往生]]するための正行の一つに数えている。
 
 なお* また中国・日本では、死者[[供養]]・祈雨(きう)()([[雨乞い|雨乞]](あまごい)、請雨(しょうう))〉)・鎮護国家(ちんごこっか)などを目的とする経の読誦も行われた。
 
[[category:仏教|ときよう]]