「ソブリン金貨」の版間の差分

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鋳造当時の表面肖像は[[ジョージ3世 (イギリス王)|ジョージ3世]]であったが、以後[[ジョージ4世 (イギリス王)|ジョージ4世]]、[[ウィリアム4世 (イギリス王)|ウィリアム4世]]、[[ヴィクトリア (イギリス女王)|ヴィクトリア女王]]、[[エドワード7世 (イギリス王)|エドワード7世]]、[[ジョージ5世 (イギリス王)|ジョージ5世]]、[[ジョージ6世 (イギリス王)|ジョージ6世]]、それに現女王[[エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス2世]]の肖像のものが、鋳造されている。<br>
また、イギリス本国でだけでなく、広く英植民地でも流通したため、[[ロンドン]]以外にも、[[メルボルン]]、[[パース (西オーストラリア州)|パース]]、[[シドニー]]、[[プレトリア]]、[[オタワ]]などで鋳造された。これらの硬貨には鋳造所を示す[[ミントマーク]]が刻まれ、判別を容易にしている。<br>
長期間にわたって大量に鋳造され現存するので、この金貨もフランスの[[ナポレオン金貨]]のように、[[地金型金貨]]に準じた扱いで取引されているが、ヴィクトリア女王のヤングヘッドタイプ以前のものについては、年号により非常に希少なものも存在し、高値で取引されている。<br>ジョージ3世の1819年銘、ジョージ4世の1828年銘、ヴィクトリア女王の1841年銘、1875年銘メルボルン鋳造、エドワード7世の1908年銘オタワ鋳造、ジョージ5世の1917年銘が特に貴重なタイプとなっている。但し、ジョージ4世とジョージ5世のコインについては、この希少年号のコインは非常に多くの贋物が存在し、高プレミアムの取引には専門的な真贋の鑑定眼が必要となる。<br>
 
同様の金貨に、半ソブリン(10シリング)、2ポンド、5ポンドの各金貨があるが、2ポンドや5ポンド金貨は2ソブリンなどというような表現はしない。
 
なお、[[1974年]]からは、完全な[[地金型金貨]]として発行されており、現在も1ポンドの法定貨幣であるが、実際には金地金価格と連動した価格で取引されている。
 
 
この金貨をソブリン(君主)と呼ぶのは、[[1489年]]に発行されたの20[[シリング]]=1ポンド金貨に、当時の国王[[ヘンリー7世 (イングランド王)|ヘンリー7世]]の肖像が刻まれていた事に因む。
 
[[Category{{DEFAULTSORT:硬貨|りんきんか]]}}
[[Category:金貨]]
[[Category:イギリスの経済]]
 
[[de:Sovereign]]