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'''ルッツジャンプ'''(Lutz jump)は、[[フィギュアスケート]]における[[ジャンプ (フィギュアスケート)|ジャンプ]]の種類のひとつ。単に'''ルッツ'''とも呼ばれる。
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=== 歴史 ===▼
後ろ向きの左足(ジャンプの回転方向が時計回りなら右足)アウトサイドエッジによる滑走から右足(時計回りなら左足)のトウを突いて跳び上がるジャンプをルッツジャンプという。ルッツジャンプは、[[国際スケート連盟|ISU(国際スケート連盟)]]がジャンプ要素として認めている6種類のジャンプの中で唯一、「助走のときに体にかかっている回転の力の方向」と「空中での回転方向」が逆(カウンター)であるジャンプである。これをカウンタージャンプという。そのためルッツジャンプは、6種類の[[ジャンプ (フィギュアスケート)|ジャンプ]]の中で2番目に難易度が高いとされており、基礎点も[[アクセルジャンプ]]に次いで2番目に高く設定されている。▼
1925年には同じオーストリアの[[カール・シェーファー]]が2回転ルッツに成功、1942年にはカナダの[[バーバラ・アン・スコット]]が女子選手として初めて2回転ルッツジャンプに成功した。▼
1962年、カナダの[[ドナルド・ジャクソン]]が3回転ルッツに成功し、1978年にスイスの[[デニス・ビールマン]]が女子選手として初めて3回転ルッツに成功した。▼
=== 解説 ===
2003年の[[テッド・バートン]]の発言{{要出典}}から、技術に客観性と正確性を求める[[フィギュアスケート#ISUジャッジングシステム|ISUジャッジングシステム]]施行開始の段階で誤ったエッジから跳ぶルッツの判定を[[フィギュアスケートの技術と得点#ジャッジ|技術審判]]が行うかどうかが議論になった{{要出典}}ことが分かる。この段階では女子選手のほとんどがエッジエラー判定になる可能性を考慮し、この段階での技術審判による判定は見送られることとなったが徐々に判定を強化していくことが示唆されていた。{{要出典}}▼
▲後ろ向きの助走から左足(
[[フリップジャンプ]]と似ているが、ルッツジャンプはアウトサイドエッジで踏み切り、[[フリップジャンプ]]はインサイドエッジで踏み切るという大きな違いがある。
実際に判定の内容は以下のように強化されていった。▼
=== ルッツとフリップのエッジエラー ===
ルッツジャンプの際にインサイドエッジで踏み切ってしまい、実質フリップジャンプとなってしまったジャンプを俗に'''フルッツ'''と呼び、同じようにフリップジャンプの際にアウトサイドエッジで踏み切ってしまい、実質ルッツジャンプとなってしまったジャンプを俗に'''リップ'''と呼ぶ。
▲2003年の[[テッド・バートン]]の発言
;2003-2004シーズン及び2004-2005シーズン
:エッジの判定は
;2005-2006シーズン及び2006-2007シーズン
:エッジの判定は
;2007-2008シーズン以降
:エッジの判定は技術審判が行う。エッジエラーがあった場合、それを演技審判に対し通達する。演技審判はエッジエラーの通達を受けた場合、その他の観点においていくら優れていても、GOEは必ずマイナス評価を下さなければならない。
2006-2007シーズンまでは後になってスロー映像を確認した場合明らかなエッジエラーがあったにもかかわらず、演技審判がGOEでプラス評価をしていることが多々あった。これは[[フィギュアスケート#ジャンプの場合|ザヤックルール]]により本来0点であるはずのジャンプで得点を稼ぐことを容認していることとなる。そのため2007-2008シーズンから、映像をリアルタイムでスロー再生確認できる技術審判が判定を行うこととなった。
▲== 歴史 ==
▲1913年にオーストリアの[[アロイス・ルッツ]]が初めて跳んだのが始まりとされている。
▲1925年には同じオーストリアの[[カール・シェーファー]]が2回転ルッツに成功、1942年にはカナダの[[バーバラ・アン・スコット]]が女子選手として初めて2回転ルッツジャンプに成功した。
▲1962年、カナダの[[ドナルド・ジャクソン]]が3回転ルッツに成功し、1978年にスイスの[[デニス・ビールマン]]が女子選手として初めて3回転ルッツに成功した。
現在この制度は順調に運用され、[[2007年]][[スケートカナダ]]では男子シングルに出場した12名中7名がルッツおよびフリップのエッジエラーにより減点されている。
== 外部リンク ==
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