「ロードスター」の版間の差分

編集の要約なし
{{Otheruses|乗用車の一形式}}
 
'''ロードスター''' (''[[:en:roadster|roadster]]'') とは、[[オープンカー]]の呼称のひとつ。
'''ロードスター''' (''roadster'') は、[[オープンカー]]のひとつ。古典的には、2座席で開閉式の窓や屋根を持たないオープンカーを指す用語として[[北米]]で使われていた。[[イギリス]]で「[[スパイダー]]」 (spyder) 、イタリアで「[[バルケッタ]]」 (barchetta) と、当時それぞれ呼ばれていた車種が相当する。
 
'''ロードスター''' (''roadster'') は、[[オープンカー]]のひとつ。古典的には、2座席で開閉式の窓や屋根を持たないオープンカーを指す用語として[[北米イギリス]]で使われていた。メーカーにより、「[[イギリピードスター]]」 ([[:en:Speedster|Speedstar]]) 、「[[スパイダー]]」 (spyder) 、イタリアで「[[バルケッタ]]」 (barchetta) と、当時それぞれ呼ばれていた車種も、その内容に大きな当する違は無い
[[1989年]]に登場した[[マツダ・ロードスター|マツダ・MX-5(ミアータ)/ユーノス・ロードスター]]が「ロードスター」を名乗って以降、現代では2座席もしくは実質的に2人乗りのオープンカーに対する呼称として広く使われるようになっており、その示す対象の範囲は曖昧である。
 
[[1989年]]に登場した[[マツダ・ロードスター|マツダ・MX-5(ミアータ)/ユーノス・ロードスター]]([[:en:Mazda MX-5|Mazda MX-5 / Miata = ミアータ]]) が「ロードスター」を名乗って以降、現代では2座席もしくは実質的に2人乗りのオープン[[スポーツカー]]に対する呼称として広く使われるようになっており、その示す対象の範囲は曖昧である。
 
== 歴史 ==
日本車でロードスターの名称が使われた例は、[[1936年]](昭和11年)に登場した[[日産自動車|日産]]の[[ダットサン]]・ロードスターに始まる。この時代のダットサン15型のオープンカーには、4座の[[セダン]]を([[幌]]型)にした[[フェートン]]がすでに存在していたが、バリエーション拡充のため、2名分の[[座席|シート]]を[[トランク]]ルーム格納式とした 2 + 2 の[[クーペ]]をベースとした、よりスポーティーなロードスターがラインナップに追加された。
日本のロードスターは[[日産自動車|日産]]の[[ダットサン・スポーツDC-3]]と、それを引き継いだ[[日産・フェアレディ|フェアレディ]]をその発端とし、[[本田技研工業|ホンダ]]のSシリーズ([[ホンダ・S500|S500]]、S600、S800)に引き継がれた。しかし保安基準強化や石油危機、[[自動車排出ガス規制|排ガス規制]]、そしてなにより趣味性が高いために、景気が悪い時期にはその売上が激減するため、幾度となく社会から撤退している。
 
その後この流れは、[[戦後]]初の[[スポーツカー]]となった[[1952年]]の[[ダットサン・スポーツDC-3]]や、[[オースチン (自動車)|オースチン]]との提携による[[日産・ブルーバード|ダットサン・1000]]をベースとした[[繊維強化プラスチック|FRP]]ボディーを採用した[[1959年]]の[[ダットサン・フェアレディ|フェアレデー]]へと受け継がれて行く。これらは車名にロードスターの名は付けられなかったが、北米では後継となる SR311型(フェアレディ2000) まで、ダツン(ダットサン)・ロードスターとして親しまれた。
 
[[1962年]]には四輪車製造に参入したばかりの[[本田技研工業]]が[[ホンダ・S360|S360]]を発表し、後のSシリーズの布石となる。しかし、[[1960年]]代末から、主な輸出先となる[[北米]]の[[保安基準]]の強化による一般的な屋根つき車体(クローズドボディー)への移行や、[[自動車排出ガス規制|排ガス規制]]に対応を迫られた時期の開発費の削減などの理由のほか、[[オイルショック]]などの社会的な背景から、その後、このジャンルは、前述のユーノス・ロードスターの登場まで、長期にわたる空白を迎える。また、そのほかのオープンカーも、高い趣味性ゆえ、[[流行]]や景気の動向にその売上が左右されやすいことなどから、幾度となく市場からの撤退をよぎなくされている。
 
日本の[[マツダ]]が[[1989年]]に発売した「[[ユーノス・ロードスター]]」(後の「マツダ・ロードスター」)は、新時代のロードスター車の先駆けであり、今日では「ロードスター」の代名詞となった。このユーノスあるいはマツダ・ロードスターは、マツダの[[大衆車]]である[[マツダ・ファミリア|ファミリア]]用の1600ccエンジンを改良したものを車体前部に搭載し後輪を駆動、専用の車体を与えられた。
 
[[1980年代]]前半以来、この分野は隙間市場となっており、化石とも言える旧世代の生き残りモデルも絶えて久しく、一部の海外高級車を除く殆どの自動車メーカーも進んで手を出すことが無かった。しかし、ユーノス / マツダ・ロードスターは[[2004年]]4月までに70万台を出荷し、2人乗りの小型オープンスポーツカー生産台数世界一として[[ギネス・ワールド・レコーズ|ギネス]]に認定されるなど、この分野での最高の成功作となった。
 
ユーノス・ロードスターの成功を受け、世界のメーカー各社は同様の量産ロードスターを市場に投入しているが、完全な専用設計の[[ドライブトレイン]]を持つものは、マツダ・ロードスターと[[ポルシェ・ボクスター]]のみである。
 
== 構造 ==
概ね二座席であり、ハンドリングに優れた[[二輪駆動|後輪駆動]]もしくは[[二輪駆動|ミッドシップ]]エンジン・リアドライブ]]を採る場合が多い。屋根は'''ソフトトップ'''、脱着式'''[[ハードトップ]]'''、または'''電動格納ハードトップ'''に分類される。手動で開閉を行う場合も多いソフトトップは主に布やビニールで作られ、耐候性や防犯面では劣るが、軽く、重心位置の低下にも貢献する。脱着式ハードトップは主に金属や樹脂で作られており、駐車時に取外しておかや保管場所の確保が難点とければならない。電動格納ハードトップも金属や樹脂で作られ、折り畳み時は後部トランクに格納される。簡便で耐候性や防犯面で優れるが、重量が大きく、重心位置も上昇するうえ、トランク容量がかなり犠牲になる。
 
== 車種 ==