削除された内容 追加された内容
SieBot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: eu:Meteorito
U3002 (会話 | 投稿記録)
m →‎隕石の分類: 曖昧さ回避
12行目:
: 主に金属鉄(Fe-Ni合金)から成る隕石。数百万年の時間スケールでの冷却によって生じる[[ウィドマンシュテッテン構造]]が特徴的な模様として現れる。地域によっては、[[農具]]などに利用されていた。稀に、刃物に加工されることがあるが、通常の鋼材と違って焼き入れが難しいため、刃物には向かないとされる。また、日本式の「鍛錬」(詳しくは[[日本刀]]を参照)は困難である。
; 石鉄隕石 stony-iron meteorite
: ほぼ等量のFe-Ni合金とケイ酸塩鉱物から成る隕石。固体惑星に似た組成の小天体のうち、概ね直径100km以上のものは内部が融解し得ると考えられている。小天体の内部で[[融解]]が生じれば、[[重力]]によって成分分離が起こり、[[密度]]の大きい金属が中心に集まって[[核 (天体)|核]]となり、これをより密度の小さい岩石質の物質が包んで[[マントル]]となる。このような小天体が、相互衝突などによる何らかの外力を受けて破壊されたものが、隕石として地表に落下してくる天体小片であると考えられる。中心核が鉄隕石であり、マントル部が石質隕石である。小天体の中心核とマントルは明瞭な境界があるのではなく、境界領域では金属鉄と[[岩石]]が混在する。これが石鉄隕石の起源物質であると考えられている。
; 石質隕石 stone meteorite
: 主にケイ酸塩鉱物から成る隕石。石質隕石は更に'''コンドルール'''(chondrule)を含むか含まないかで大別される。含む物を'''コンドライト'''(chondrite)、含まない物を'''エイコンドライト'''(achondrite)と呼ぶ。