「クラッチスタートシステム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Nでの始動可否-2種類の使用、スラストメタルの磨耗
キャンセルスイッチ
9行目:
従来より、教習所では踏切内でエンジンストールの原因となる変速操作自体を行わないよう指導されており、手前で一時停止し、ローギアのみで踏切を通過することを推奨している。また適切に整備された自動車がそれ以外の理由で踏切内に立往生することは極めて稀である。
 
[[トヨタ]][[ランドクルーザー]]など一部の本格[[オフロード]][[四輪駆動車]]では、オフロード走行時に困難な状態<ref>モーグルや急坂でエンジンストールした場合など、ブレーキを踏んままクラッチを踏もうとすると足が足りなくなる事や、セルモーターで強引に車を動かす必要に迫られた状況など。</ref>にも対応できるように、ボタン操作によって、一定時間内に一度だけなど一定の条件でクラッチスタートシステムを解除するクラッチスタートキャンセルスイッチが装備されている。
このクラッチスタートシステムは、クラッチペダルが踏み込まれていることを感知するスイッチを誤認識させることで解除することができる。ただ、<ref>クランクシャフトとフライホイールやクラッチ入力軸が一体となっているエンジンに於いて、エンジンオイルが循環しないうちにクラッチを切ると、クラッチを押えているクラッチスプリングの反力によって軸方向に力が加わる。このままセルモーターによってクランクシャフトを回転させると、クランクシャフトの軸方向の位置決めをしているスラストベアリング(スラストメタル)が無理やりごり回される為に磨耗する。といった説。</ref>[[クランクシャフト]]を支える[[スラストベアリング]]の極僅かな磨耗を防止することやリモートエンジンスターターが利用できるということのほかに利点はなく、安全性から決して勧められた行為ではない。
 
またさらに、このクラッチスタートシステムは、クラッチペダルが踏み込まれていることを感知するスイッチを誤認識させることで解除することができる。ただ、[[クランクシャフト]]を支える[[スラストベアリング]]の極僅かな磨耗を防止すること<ref>クランクシャフトとフライホイールやクラッチ入力軸が一体となっているエンジンに於いて、エンジンオイルが循環しないうちにクラッチを切ると、クラッチを押えているクラッチスプリングの反力によって軸方向に力が加わる。このままセルモーターによってクランクシャフトを回転させると、クランクシャフトの軸方向の位置決めをしているスラストベアリング(スラストメタル)が無理やりごり回される為に磨耗する。といった説。</ref>[[クランクシャフト]]を支える[[スラストベアリング]]の極僅かな磨耗を防止することやリモートエンジンスターターが利用できるということのほかに利点はなく、安全性から決して勧められた行為ではない。
 
本システム装備車の場合、クラッチペダルのスイッチ回線に手動式の隠しスイッチを割り込ませることで、たとえエンジンキーがあっても、その隠しスイッチをonにしなければエンジンが始動できなくなるという、簡易的な盗難防止装置としても流用できる。