「密度効果」の版間の差分

 
== 密度の定義 ==
ここで問題になることの一つに、密度をどう定義するかという問題がある。一般的には、一定面積、あるいは体積当たりの個体数を考えればよいと思われる。しかし、例えば飛び回れる空間の広さと、餌のある面積とは、それぞれに意味が違うはずである。アズキゾウムシの例では、容器の大きさ、餌の豆の数などを様々に変化させ、それに様々な数のゾウムシを飼育した結果、豆の数当たりの個体数が密度効果に影響し、例えば大きい容器に少数の豆をいれても、狭い容器に同数の豆をいれても、そこにいれるゾウムシの数によって増殖率が変化する。また、[[ネッタイシマカ]]のボウフラでの実験では、むしろ[[水面]]の面積が重要であることが示されている。
 
大まかに考えて、密度として考えられる、個体数によって個々の生物の取り分が変化するものは、空間そのものと餌であろう。このような研究でしばしば利用される、コクヌストモドキなど貯蔵穀物の害虫の場合、この二つはほぼ同じものとなっている。
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