「アラニンアミノ基転移酵素」の版間の差分

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'''アラニントランスアミナーゼ'''(Alanine transaminase、'''ALT'''{{EC_number|2.6.1.2}})は、'''GPT'''(Glutamic Pyruvic Transaminase:グルタミン酸ピルビン酸転移酵素)とも呼ばれ、[[ピルビン酸]]と[[グルタミン酸]]を[[アラニン]]と[[α-ケトグルタル酸]]に相互変換する[[酵素]]である。
 
:[[Image:Alanine aminotransaminase transférasereaction.pngPNG|inlinecenter|500px]]
 
人体のほとんどの組織に含まれているが、なかでも[[肝細胞]]への分布が圧倒的に多い。そのため、肝細胞の破壊(あるいは[[細胞膜]]の透過性亢進)の際に血中濃度が上昇する([[逸脱酵素]])。肝障害の程度の指標として利用されるが、肝細胞が破壊し尽くされるとむしろ流出量は低下する。肝臓の逸脱酵素としてALTとともに知られる[[アスパラギン酸アミノ基転移酵素|AST]](GOT)よりも[[特異性]]が高い(肝臓以外の障害では上がりにくい)が、ASTとの比率も臨床的に意義がある。