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== 開発と特徴 ==
ベノムはデハヴィラント社の前作、[[デハビランド バンパイア]]を再設計、改良した発展型の機体である。バンパイアの双ブーム形式の胴体を継承しつつ、性能向上のため[[ジェットエンジン|エンジン]]を[[ロールス・ロイス]] [[ロールス・ロイス ゴブリン|ゴブリンエンジン]]からより強力なロールス・ロイス [[ロールス・ロイス ゴースト|ゴーストエンジン]]に換装し、[[翼平面形|主翼]]はバンパイアが純然たる直線翼であったのに対し、ベノムは前縁になだらかな後退(後退角は17度)のかかった主翼となった。また翼端には[[増槽]]を搭載し、航続距離の延長を図った。
 
試作機は[[1949年]]9月2日に初飛行しバンパイアに比し100 km/h以上の速度向上を示したためイギリス[[空軍]]に採用され、[[1952年]]から部隊配備が開始された。運動性と上昇性能に優れ、機体強度も高かったため、主に戦闘爆撃機として使用された。イギリス空軍では[[1962年]]まで本機を使用した。イギリス空軍以外にも、バンパイアを使用していた各国に後継機として採用され、各型計1,100機以上生産された。
なお、開発当初、本機はバンパイア FB.8と呼ばれていた。
 
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ベノムの派生型として、[[イギリス海軍]]向けに開発された[[艦載機|艦上全天候戦闘機]]'''シーベノム''' ('''Sea Venom''') が存在する。
 
この機体はベノム NF.2を基に開発が進められた。機首には大型[[レーダー]]を搭載し、レーダー操作員を搭乗させるため並列複座[[操縦席|コックピット]]を採用していた。[[1951年]]9月からテストが開始され、[[1954年]]3月から部隊配備が行われた。シーベノムは各型合計259機が生産された。この他[[フランス]]のシュド・エスト社でライセンス生産されている
 
== 運用国 ==
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** 20 mm [[イスパノ・スイザ HS.404|イスパノ Mk V]] 機関砲 × 4門 (150発)
** [[ロケット弾]] または [[無誘導爆弾]]
 
== 関連項目 ==
[[戦闘機一覧]]
 
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[[Category:イギリスの戦闘機]]
{{Mil-aviation-stub}}
 
[[de:De Havilland D.H.112]]