「404特許」の版間の差分

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'''404特許'''とは[[中村修二]]が発明した[[青色発光ダイオード]]に関する[[特許]]2628404号ことである。
[[日亜化学工業]]が[[1992年]]に出願した。本特許は青色発光ダイオードの製造法において最も重要である、ツーフローMOCVDに関するものである。
この特許の帰属及び発明の対価について、中村修二は日亜化学工業を相手に訴訟を起こした。
その結果、特許の帰属については日亜化学工業のものであるという判決がなされたが、発明の対価については[[2003年]][[1月30日]]、東京地方[[裁判所]]にて日亜化学工業に対し、200億円の支払いを命じる判決がなされた。
 
==404特許の概要==
青色発光ダイオードに用いられているGaN([[窒素|窒化]][[ガリウム]])の[[結晶]]を成長させるためには約1000℃に熱した基板にGaNの原料ガスを噴射する必要があるが、そのままではガスが舞い上がってしまい上手く結晶化することができない。そこで、GaNの原料ガスと同時に別のガスを上から吹き付けることで、基板に原料ガスを押しつけ、結晶成長を可能とした。これを「ツーフローMOCVD」と呼び、青色発光ダイオードの製造における最大のポイントとなっている。
 
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