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{{クラシック音楽}}'''ジングシュピール'''('''Singspiel''')は[[ドイツ語]]による歌芝居や[[大衆演劇]]の一形式を指す。こんにちの[[ミュージカル]]に似ているが、一種の[[オペラ]]や[[オペレッタ]]と呼ばれもする。地の[[台詞]]のやり取りや、時に音楽にかぶさる演技、[[アンサンブル]]、俗謡・俚謡・[[バラッド]]の引用、時として[[民謡]]調で[[有節形式]]による[[アリア]]が特徴
[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]はジングシュピールの名作を遺しており、初期の『バスティアンとバスティエンヌ』K.50を経て『[[ツァイーデ]]』K.344(未完成)、[[1782年]]には皇帝の委嘱でウィーンの新国立劇場のために『[[後宮からの誘拐]]』K.384を作曲。その他『[[劇場支配人_(歌劇)|劇場支配人]]』K.486を作曲し、最晩年にはジングシュピールの傑作『[[魔笛]]』K.620を発表。『魔笛』は後世に深く影響を与えベートーヴェン以後のドイツ・オペラへと発展していく。
以降系譜としては[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の『[[フィデリオ]]』や[[カール・マリア・フォン・ウェーバー|ウェーバー]]の『[[魔弾の射手]]』などもジングシュピールの発展したものと見なされる。[[ハインリヒ・マルシュナー|マルシュナー]]ら多くの[[ロマンティック・オペラ]]の先駆的な作曲家によって、より複雑な歌劇様式が発展し、[[リヒャルト・ワーグナー|ワーグナー]]や[[リヒャルト・シュトラウス|R.シュトラウス]]の[[楽劇]]に至った。
== 関連項目 ==
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