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*301 Series - 20,000 lbf (89 kN)
*Olympus 22R Mk.320 - 19,610 lb dry, 30,610 lb with reheat for use in the TSR-2
 
== ロールスロイス/スネクマ オリンパス 593 (コンコルド) ==
コンコルドの商業飛行が短期間であればツポレフの例もあったが、民間航空機におけるアフターバーナーを使用した唯一のターボジェット機の運行事例であった。オリンパス 593計画は1964年に始まった。TSR用として開発していたオリンパス320を元にブリストルシドレーとスネクマが共同で進める事になった。1966年、ブリストルシドレーはロールスロイスに吸収され、ロールスロイスが英国側のパートナーになった。基本的な構造は同じだが、多くの点で改良された。
 
*重要度の高い要素 – 燃料消費
*圧縮比
*重量/大きさ
*タービン入り口温度
 
オリンパス302のアフターバーナーセクションはエンジン本体よりも長かったが(初期のジェットエンジンが皆そうであったように)推力は30,610 lbf (136 kN).であった。
 
可変式排気ノズルは2つの虹彩型のノズルであった。飛行速度に応じて変える事が出来た。
可変式吸気口は593の超音速飛行時に衝撃波を発生する為、エンジンのサージングを誘発し破損を招くおそれがあった。飛行速度に応じて変える事が出来た。吸気口で衝撃波が発生しても空気は減速されエンジンに送られた。エンジンナセルのカバーが開閉する事により空気を取り入れ排気と混ぜて同時にエンジンの冷却も行う構造になっていた.TSR2でも同様の構造だった。<ref>[http://www.ausairpower.net/Profile-BAC-TSR.2.html Ausair power] Accessed 19 Feb 2007 </ref>
1966年、オリンパス593最初の可変排気装置の試験をフランスの[[Melun-Villaroche]]で行った。飛行試験は[[アブロ・バルカン]]に懸架して行われた。バルカンの速度はマッハ0.98(1,200 km/h)でこの時の推力は35,190 lbf (157 kN)に達した。<ref>[http://www.thevulcancollection.co.uk/xa903oly593.htm Testing of Concorde's engine on a Vulcan]</ref>
 
1967年4月にオリンパス593はフランスの[[André Edouard Turcat|Andre Turcat]]高空模擬試験装置で試験された。1968年1月にはバルカン試験機での試験は100時間を記録して、可変排気口が組み込まれてコンコルド試作機の飛行準備が整った。
 
1969年3月2日15時40分コンコルド試作機001は飛行した。主任テストパイロット[[André Edouard Turcat|Andre Turcat]]の操縦により1.4km滑走して時速380kmで離陸した。
 
===仕様===
'''制御装置'''
*世界初の電子式エンジン制御 [[FADEC]]'''Jetpipe'''を搭載
* 直管型ノズル
* 1環式アフターバーナー
* 'eyelids' 可変ノズル/逆噴射装置
 
== ロールス-ロイス オリンパス TM3B 船舶用タービン ==