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== 医療での意義 ==
上記のように、通常は甲状腺での生成が主である。しかし、[[細菌]]、[[真菌]]、[[寄生虫]]による重篤な感染症においては、TNF-αなどの炎症性[[サイトカイン]]により誘導され、[[肺]]・[[小腸]]を中心として産生され、血中に分泌される。そのため、[[ウイルス]]、[[自己免疫疾患]]による症状と、細菌・真菌・寄生虫によるものとを鑑別するために有用とされている。
*プロカルシトニン値は市中肺炎患者の重症度を判定する際に重要な手法になりうるとの報告もある。<ref>European Respiratory Journal(2008; 31: 349-355)</ref>
*[[敗血症]]を含む細菌性感染症と非細菌性感染症との鑑別に、プロカルシトニンはβ-D-グルカン、[[血液培養]]、[[エンドトキシン]]、IL-6や[[CRP]]などよりも優れていることが示唆された。<ref>Multicenter prospective study of pro-. calcitoninas an indicator of sepsis. J Infect Chemother 2005;11:152–9.</ref>
 
== 脚注 ==