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[[画像:Gothic girl.jpg||thumb|200px|right|ゴシック・ファッションの女性]]
'''ゴシック・ファッション''' (Gothic Fashion)とは、ファッション・スタイルの一つ。主にゴシック・ロックのファンと結び付けられるが、パンク・ファッション同様、ゴシック・ファッションを身にまとった者すべてがゴシック・ロックのファンというわけではない。
 
== 概説 ==
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== 典型的なスタイル ==
ゴシックが派生したジャンルによってファッションも複数のパターンが存在する。
ゴシック・ファッションの代表例は、アメリカのゴス文化のカリスマである[[マリリン・マンソン]]のような[[死体]]や[[吸血鬼]]を思わせる白塗りの化粧を施した欧米人風の彫りの深い顔立ちに、目の周囲に黒く濃い[[アイシャドー]]を塗り、黒髪に全身真っ黒の布がたっぷりとした、あるいはスーツのようにきっちりと体のラインを強調する服装、更に悪魔性を強調したシルバーのアクセサリー等を付ける。マニキュアは黒を使う。アメリカでは現在ポップパンクバンドやエモコアバンドの殆どがゴシックファッションに影響を受けたようなファッションをしている者が多く(例を挙げると現在のグリーンデイ、マイ・ケミカル・ロマンス、グッドシャーロットの様なファッション)アメリカではそれらのバンドの影響を受けたようなファッションが一般的に有名で、そのためゴシックファッションと混同されてしまいやすい。むしろそれらのファッションの方が人気が出てしまい、近年のアメリカでは正統なゴスが激減しているのが現状である。女性の場合、ボンテージスタイルのような露出度の高い衣類を身に付ける場合もあり、髪の色も黒髪・金髪・緑色などパターン化している。
 
元来のゴシック・ファッションは、ゴシック小説やゴシック小説を元にした映画に登場する中世の貴族ような服装をさし、ロングドレスにコルセット、スーツ、クラシックなシャツにパンツ、タイやロングブーツなどのファッションである。ほかにも悪魔や魔女吸血鬼などを連想されるアイテムが好まれる。
また、このファッションを[[ゴシック小説]]で有名な登場人物の格好をした[[コスプレ]]だと言う者もいるが、それには肯定・否定も含め諸説あり、また、ゴシック・ファッションも前述のような例に収まらず、日々多様化、国際化しており、これが「ゴシック」と定義することが難しくなっている。
 
ゴシック・ロックやメタルなど音楽から派生したファッションの代表例アメリカのゴス文化のカリスマである[[マリリン・マンソン]]のような[[死体]]や[[吸血鬼]]を思わせる白塗りの化粧を施した欧米人風の彫りの深い顔立ちに、目の周囲に黒く濃い[[アイシャドー]]を塗り、黒髪に全身真っ黒の布がたっぷりとした、あるいはスーツのようにきっちりと体のラインを強調する服装、更に悪魔性を強調したシルバーのアクセサリー等を付ける。マニキュアは黒を使う。アメリカでは現在ポップパンクバンドやエモコアバンドの殆どがゴシックファッションに影響を受けたようなファッションをしている者が多く(例を挙げると現在のグリーンデイ、マイ・ケミカル・ロマンス、グッドシャーロットの様なファッション)アメリカではそれらのバンドの影響を受けたようなファッションが一般的に有名で、そのためゴシックファッションと混同されてしまいやすい。むしろそれらのファッションの方が人気が出てしまい、近年のアメリカでは正統なゴスが激減しているのが現状である。女性の場合、ボンテージスタイルのような露出度の高い衣類を身に付ける場合もあり、髪の色も黒髪・金髪・緑色などパターン化している。基本的に白や黒などモノクロな色調の服装が多いが、赤や青、ピンクなど派手な色調のゴシックファッションもある。
 
また、このファッションを[[ゴシック小説]]で有名な登場人物の格好をした[[コスプレ]]だと言う者もいるが、それには肯定・否定も含め諸説あり、また、ゴシック・ファッションも前述のような例に収まらず、日々多様化、国際化しており、これが「ゴシック」と定義することが難しくなっている。
 
== Gothic文化 ==
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[[清春]]や[[HYDE]]、[[LUNASEA]]、[[BUCK-TICK]]のメンバーも[[バウハウス (バンド)|バウハウス]]などに代表されるバンドのゴシックムーブメントに影響を受け、自身の服装に取り入れるなどしていた。
 
後に日本ではゴシックファッションを[[ロリータ・ファッション]]と組み合わせた[[ゴシック・アンド・ロリータ]](以下略称:'''ゴスロリ''')が生まれる。その過程でゴシックに関わる要素や思想は変質し、あるいは失われていったと見られる。(ゴシック・アンド・ロリータにおいてのゴシックの要素とはモチーフや色調による非常に曖昧な定義であり、本来のゴシックとは著しく異なる。)そのせいでゴシックファッションの愛好者と、特定の思想を持たない現在のゴスロリ世代に齟齬が生まれることも少なくない。
 
現在、一般的にはゴシックファッションよりもゴスロリファッションの方が一般的に有名であり、人気があるため、ゴスロリと混同されがちである。また、ゴシック・ファッションの意匠が一部の[[ヴィジュアル系]]バンドに取り入れられているので、ヴィジュアル系バンドのコスプレととらえられてしまうこともある。ゴスロリには好まれるモチーフに、ゴシックと共通する[[十字架]]、[[コウモリ]]、[[バラ]]、[[廃墟]]、などがある。また、[[パンク・ファッション]]との結合もみられる(ゴシック・パンク、略称:'''ゴスパン''')
(ゴシック、ゴシック・ファッションの愛好者はゴスロリやヴィジュアル系と混同されることを嫌う)また、[[パンク・ファッション]]との混同もみられる。
 
== 代表的なゴシック・ファッションが登場する映画作品 ==
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* [[ゴシック様式]]
* [[ゴシック小説]]
* [[ゴシックロリータ]]
* [[ゴシック・メタル]]
* [[ゴシックロリータ]]
* [[ヴィジュアル系]]
 
== 外部リンク ==