「フザリウム」の版間の差分

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[[樹木]]の傷から染み出る[[樹液]]には糖分などが含まれ、これを生育場所とする菌は数多く、まとめて[[樹液菌]]などと呼ばれる。特に[[酵母]]やそれに近縁なものが多く生息し、樹液が発酵しているのはよく知られていることであるが、同時に[[糸状菌]]も生育する。フザリウムもその一つであり、この菌がよく繁殖すると、その部分が赤や紅色に染まってしまう。この菌は普通は''F. roseum''であるとされてきた。<!-- F. roseumという種名は20年前に使われなくなっていますが・・・
その時代の本か知らないんですよ。わかったら追加願います。(Ks)-->
 
これを外から見れば、樹皮の傷口やその周辺に樹液が染み出し、そこに菌類が繁殖して何やらブヨブヨの固まりとなり、これが赤く染まってしまうのである。特に[[ミズキ]]などでは樹液の分泌が多いのか、傷口から下側に数十cmにもわたって赤いブヨブヨが広がる状態も見られる。古くは「木の切り傷から血が流れていた」などという記録があるのもこれであるらしい。
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なお、湿ったところに赤い色で繁殖するのはこのカビだけではない。[[不完全酵母]]のロドトルラ(''Rodotorura'')などの場合も多いので、外見だけでの判断はできない。
<!--この項、フザリウムについての記述ではないような気がするのですが・・・
フザリウムにアカカビの名を当てることもあるようですし(Ks)-->