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錦江 (韓国)
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俗離山は忠清北道の[[報恩郡]]および[[槐山郡]]、慶尚北道の[[尚州市]]にまたがり、最高峰の天皇峰(チョンファンボン、1,058m)やハイキング客の多い文蔵台(ムンジャンデ、1,029m)など標高1,000m程度の[[花崗岩]]でできた険しい峰からなる。天皇峰、毘盧峰、観音峰、文蔵台、立石台などの九峰から構成される俗離山は、九峰山などとも呼ばれる。
 
また東へは[[洛東江]]、南へは[[錦江 (韓国)|錦江]]、西へは[[漢江]]といった韓国を代表する大河が俗離山に発している。山麓には華陽、仙遊、双谷などの[[渓谷]]があり、八橋九遙と呼ばれるように曲がりくねっている。これらの峰と渓谷が国立公園を形成している。一帯は松林や松の大木が多く、特に正二品松と呼ばれる松は高さや傘のような枝ぶりの美しさで名高い。この松は、李氏朝鮮時代の第7代国王[[世祖 (朝鮮王)|世祖]]が俗離山を訪れた際に官位を与えた逸話がある。
 
山麓の内俗離(ネソンニ)面には、[[曹渓宗]]に属する[[653年]]創建の古刹・[[法住寺 (報恩郡)|法住寺]](ポッチュサ)がある。[[新羅]]時代から[[高麗]]時代には巨大な寺院であったが、[[李氏朝鮮]]王朝の排仏政策で衰退し[[文禄・慶長の役]]で焼失した。後に再建され、大仏や数々の建築物が残っている。