「下原駅」の版間の差分

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[[西武池袋線|池袋線]]が池袋方面から[[稲荷山公園駅]]に進入するカーブの手前、[[航空自衛隊]][[入間基地]]を通り抜け終わる直前にあり、線路の上り本線側が小さなヤード状に盛り上がっていた。
 
同駅は終戦後、周囲にあった陸軍航空士官学校および豊岡飛行場を進駐軍が接収し、在日米軍[[ジョンソン基地]]へと転換したことにより、その資材輸送用専用線分岐貨物駅として戦後開業したものである。基地が[[1963年]]に日本へ返還され航空自衛隊入間基地となった後も引き続き用いられたが、[[1982年]]に専用線ともども廃駅となった。
 
なお貨物輸送は同駅を直接用いたのではなく専用線を引き込んで行われ、日本への返還時点で北東方向に1本、北西方向に2本、南東方向に1本の計4本の専用線が出ていた。これらの専用線は入間基地時代にも引き継がれたが、漸次廃止となったようで、最終的には南東方向の1本のみが残されていた。
 
==歴史==
*[[1945年]](昭和20年)[[11月20日]] - 在日米軍[[ジョンソン基地]](返還後は[[航空自衛隊]][[入間基地]])開設に伴い、資材運搬用の専用線分岐貨物駅として開業。
*[[1982年]](昭和57年)[[12月20日]] - 専用線廃止により廃駅。
 
== 隣の駅 ==
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==廃駅後の状況==
廃駅後も本線からの分岐線が撤去された程度の処置しか行われず、線路の撤去は行われなかった。このためかなり遅くまでそのまま放置された状態で、その先につながる専用線も同じく全くのほとんど手つかずだったこともあり、廃駅であることを知らない人間には一瞥しただけでは使われているのかいないのか判然としない状態であった。
 
しかし[[2005年]]年頭頃から線路の全面撤去が始まり、跡地はアスファルトで舗装されて道となった。現在は周りを取り囲んでいる[[航空自衛隊]][[入間基地]]内の道路として転用されているために近寄ることは出来ないが、上り線側に不自然に広い道が線路にぴったり寄り添って続いている部分があるので、車窓からでもある程度の判別がつく。
 
== 関連項目 ==
*[[日本の鉄道駅一覧]]
*[[ジョンソン基地]]
*[[入間基地]]
 
==参考文献==
*入間市史編纂室編『入間市史 近代2・現代史料編』(入間市刊、1991年)
 
{{西武池袋線}}