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=== A級戦犯容疑 ===
笹川は戦争中、戦犯指定を受けるほどの活動はしていなかったにも関わらず、これ見よがしに[[大東亜太平洋戦争]]後に連合国批判を繰り返し、1945年(昭和20年)12月11日、[[A級戦犯]]容疑者として[[巣鴨拘置所|巣鴨プリズン]]に収監された<ref>山岡荘八によれば「彼は志願してでも、戦犯にならなければならないと決心」(『破天荒』)したと言われ、入獄にあたっては派手に[[軍艦マーチ]]を流すなど敢えて戦犯として入獄することを自ら演出していた</ref>。ただし、当初笹川は自らの演出によって戦犯の容疑を受けたと考えていたが、入獄後の尋問の中で、実際の逮捕理由は「超国家主義的、暴力的結社及び愛国的秘密結社の主要人物」(CIS、民間諜報局作成のファイルによる)としてであったことを知る<ref>御厨貴『巣鴨日記』解説 p.8</ref>。
 
笹川は、投獄初日の1945年12月11日から翌年11月まで獄中日記をつけていた。この日記には、巣鴨プリズンの様子やABC級戦犯達の人間像が克明に描かれている。また、日記には彼の信念、日本が親米反共の道を選ぶべきこと、日本同胞を餓死から救わねばならぬこと、世界平和を確立させねばならぬことなどが繰り返し書き付けられている。