「反跳爆弾」の版間の差分

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[[Image:Bouncing bomb dam.gif|thumb|right|反跳爆弾による爆撃]]
[[RAF]]はこの爆弾を早急に必要としていたため、完成したヴィッカーズ・タイプ464、コードネー・アップキープ(Upkeep)爆弾はバーンズ・ウォリスが当初考案したものとは異なっていた。正式名称「Upkeep store」と呼ばれるこの爆弾は、爆弾重量4,200kg(9,250lb)([[HBX爆薬|トルペックス]]炸薬量3,000kg(6,600lb))で、水面下での爆発が効果的であった。爆弾の形状は、長さ152cm(60インチ)、直径142cm(56インチ)の円筒状で、投下前に毎分500回転のバックスピンがかけられた。高速で回転する爆弾を、速度386〜402km/h(240-250mph)、距離365〜457m(400-500ヤード)で高度18m(60フィート)という超低高度から投下することで、爆弾は水面を跳ねながら魚雷防御網を飛び越えてダム手前に到達する。正確な高度を維持するために、スポットライトを利用した。ダム手前で水没した爆弾は、水圧感応型[[信管]]によって水深9.1m(30フィート)で爆発するようになっていた。水圧感応型信管が作動しなかった場合に備えて、化学式時限信管も取り付けられていた。
[[Image:Dambstrajj.gif|thumb|right|魚雷防御網を越えてのダム爆撃]]
 
アップキープ爆弾は、1943年5月の[[チャスタイズ作戦]]で[[第617飛行中隊]]によって使用され、ドイツ工業地帯のダムを2カ所を破壊、4カ所に被害を与えた。指揮官のガイ・ギブソン中佐はこの功により、[[ヴィクトリア勲章]]を授与された。
[[Image:Mohne Dam Breached.jpg|thumb|left|[[チャスタイズ作戦]]後のメーネ・ダム]]
 
==評価==
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==ソ連の反跳爆弾==
ソ連軍でも第二次大戦中に反跳爆弾を使用した。1944年7月16日、フィンランドのコトカ(Kotka)で、ドイツ軍の対空巡洋艦ニオベ(Niobe)に対して用いられた。ソ連軍のA-20爆撃機から投下された爆弾のうち、2発の反跳爆弾と通常爆弾7発が命中し撃沈された。使用された爆弾については不明であり[[反跳爆撃]]を用いたとも考えられる
 
==文献==
Sweetman, John. ''The Dambusters Raid''. London: Cassell, 1999. ISBN 0-304-35173-3
 
==外部リンク==
*[http://youtube.com/watch?v=5JqBiMgC2Wg&feature=related Test film of both Upkeep and Highball] bouncing bombs including US [[A-26 Invader]] test drops
*[http://www.1001crash.com/index-page-bomb-lg-2.html The bouncing bombs] - History, pictures and videos.
 
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