削除された内容 追加された内容
TXiKiBoT (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: ta:ஓம்புயிர்
編集の要約なし
1行目:
'''宿主'''(しゅくしゅ)あるいは'''寄主'''(きしゅ)とは、[[寄生虫]]や[[菌類]]等が[[寄生]]、又は[[共生]]する相手の[[生物]]。時に「やどぬし」と訓読する。
 
 
== 一般的な意味 ==
寄生者などがその[[生活環]]の中で[[幼生]]期の一時期を過ごすに過ぎない宿主を[[中間宿主]]と呼び、寄生者によっては何段階かの中間宿主を渡り歩く。これらを順次、一次中間宿主、二次中間宿主と呼ぶ。寄生者の成体が寄生し、そこで[[有性生殖]]が行われる宿主を[[終宿主]]と呼ぶ。中間宿主を[[捕食]]した動物の体内に寄生者が移行し、終宿主による捕食を待つ場合があり、これを[[待機宿主]]と呼ぶ。
 
12 ⟶ 14行目:
 
さらに寄生者は中間宿主の健康や生存に関しては終宿主ほど折り合いをつけてない場合が多く、例えば[[有鉤条虫]]はヒトを中間宿主にも終宿主にもすることができるが、腸に成体が寄生した場合にはそれほど重篤な症状を起こさないことが多いにもかかわらず、肝臓や脳に幼生である[[嚢虫]]が寄生すると、しばしば死亡に至ることもある重篤な症状を引き起こす。[[ヒト]]を中間宿主とする条虫の幼生が引き起こす深刻な疾患としては、[[エキノコックス]]症がよく知られている。
 
 
== 分子生物学における意味 ==
[[ウイルス]]や[[プラスミド]]がある[[細胞]]内に内包されているとき、その内包している細胞を指す。(この場合、「宿主(しゅくしゅ)」を用いる。)
 
ウイルスは単独では増殖することができない([[タンパク質]]合成に必要な[[リボソーム]]や各種[[酵素]]をもたない)ため、宿主細胞のタンパク質合成機構を乗っ取り、自らのクローンを増やしていく。
 
{{biosci-stub}}