「交響曲第4番 (ブルックナー)」の版間の差分

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1878年稿において、終楽章は、基本的には第1稿の終楽章の音楽を踏襲し、例えば5連符(第1稿で執拗に用いられていた)を「ブルックナーリズム」または「8分音符を含む4拍子」に変更するなどの改訂を行った。しかしその後1880年に、音楽の展開を全面的に変更した改訂を行い、上記第2稿となった。そのため、終楽章のみ1878年の形態が独立して残され、ハース・ノヴァークとも校訂譜を残した。
 
この終楽章について、作曲者は最終的に1880年稿(第2稿)の形に改訂したのであるが、研究者の中には「完成度の高い作曲がされているとはいえ、独立した[[交響詩]]のようだ。さながら『[[最後の審判]]』を描いているようだ。改訂前の1878年稿終楽章の方が、先行楽章にマッチする」という評価を与える人もいる(この評価はノヴァーク版スコア冒頭で紹介されている)。
 
==== 第1稿 ====